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キーマンに聞く

連載15〔Web集客入門〕集客減・少人数化の両リスクに対策【ミッテ 専務取締役 ブライダル事業部部長 大前友美氏】

連載15〔Web集客入門〕集客減・少人数化の両リスクに対策【ミッテ 専務取締役 ブライダル事業部部長 大前友美氏】

ブライダル業界は、コロナの影響により少人数傾向が続いています。複数バンケットを持っている会場の場合には、稼働率を上げるために少人数をあえてターゲットにすることも増えています。ところが長期検討の少人数顧客も増加しており、1年、1年半という先の日取りが埋まっていくという課題も出ています。ワンバンケ、ツーバンケの会場では、さらに少人数への対応が難しい状況です。
集客が欲しいから少人数、挙式のみといったプランを打ち出すものの、来たら来たで10名、20名ばかりが増えて困る。来館数と少人数化の両リスクがある中、両方を考えた対策の必要が高まっています。そのためには集客だけでなく、新規、打合せまでの一貫した対応が求められます。
今回紹介する少人数対策のうち、半分が集客面になります。まず、少人数プランを公式サイトやポータルサイトのプランページに掲載する場合ですが、今であれば1年後~1年半後にまで延ばし、まずは集客数を取りに行くのも一つの方法。とは言え、先々のいい日取りが埋まってしまわないように、掲載する時には新規接客で誘導できるように日程限定にしておきます。
現在少人数が動いているからと、プランページの一番上に表示する会場も増えています。ただコロナの感染状況が落ち着けば、必ず中人数帯が動き出すのも事実。それを見越して、本来は狙っていきたい中人数帯、50~60名のプランを一番上に掲載しておくことが大切です。先々に中人数帯で検討しているユーザーから見て、少人数しかないとがっかりさせて離脱している可能性も考慮しなくてはなりません。
少人数プランは、人数やスタイルなど多様性も出てきました。そのために、一口に少人数と言っても、10名、20名、挙式のみなどユーザーのとらえ方とのギャップが生じやすい状況です。パッと見た時に分かりやすいよう、ネーミングはあくまでもシンプルに。そのためにも、プラン掲載時にははっきりと人数を記入することがオススメです。また、プラン設計の際に、挙式+会食、それとも挙式+司会や装飾なども入れた披露宴なのかをはっきりさせ、ネーミングで明確にします。

 

次に新規接客時の対応。来館前の事前ヒアリングで人数は分かっているわけですが、新規時にはその人数にした理由を必ず聞きます。コロナ禍でなくても少人数を考えていたのか、それともコロナによってか。理由によっては、人数アップの可能性が出てきます。さらに大きなポイントになるのが、人数の変動を検討する意思があるのかということ。さらに人数変動には、誰がキーマンになるのかもヒアリングします。気にしているのは仕事関係かもしれませんし、親が田舎の人だと当然シビアになります。その後に人数を増やす場合にも、誰の納得が必要かを把握します。迷っているカップルに対しては、人数アップのトークも。例えば感染対策のレイアウトを示す、もともと多人数を呼びたかった場合には、たくさんの人に祝福される意義。実際に多人数で開催した人の声も有効です。
打合せ時においては、人数アップの可能性も踏まえて対応します。新規接客において人数アップに関する軽いジャブを入れておき、最初のカウンセリングで、もう一度トークを。招待状の部数を決定する段階も重要で、いわば人数アップのクロージング。ここでは、感染対策レイアウトを提示することも必要でしょう。ミッテの場合は、招待状を無料にしています。まずは招待してみましょうと背中を押しています。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、9月1日号)