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キーマンに聞く

連載 第2回《全員が役割を担う 新規接客の演出》キャプテンだからこそ語れる結婚式の光景【at-heart 代表取締役 稲岡利彦氏】
2 回目となる今回は、サービスキャプテンの役割を紹介します。新規接客でキャプテンの関わるタイミングは、バンケットの見学時と試食の2 点。今回はバンケット見学時にフォーカスを当てていきます。
土日祝日は、キャプテンが中心となって施行をコントロールします。施行と同様に、新規顧客に対してもしっかりお迎えし、おもてなしをするという意識になっているかどうか。
新規顧客は施行の前の早い時間にわざわざ来てもらっているわけですが、残念ながらそのおもてなしは自分たちとは関係のない営業プランナーの仕事と思っているキャプテンも多いです。準備などで忙しいから、勝手に見ていけばいいという意識もまだまだ強い。プランナーが気を使いながら見学の確認をし、今は無理とあしらわれてしまうこともあります。準備のためこのバンケットは見られませんと、プランナーから言われる新郎新婦の気持ちはどうでしょうか。歓迎されていないという思いを持ちながら、その後も申し訳ない気持ちを持って見学しなければならないわけです。数100万円のサービスを販売しようという姿勢してはあり得ません。
どれだけ準備に忙しくても、わずか5 分の時間を使っておもてなしをしていくのはキャプテンの当然の役割。プランナーと一緒にバンケットに入ってきた2 人に対し、準備の手を止めて全員で【おめでとうございます】という挨拶一つすれば、雰囲気は全く異なります。その後は手を止める必要はなく、結婚式に対して真剣に粛々と準備に取り組んでいるという姿も、一つのプレゼンになります。プランナーからこれだけたくさんの人たちが関わっていることを説明すれば、披露宴の2 時間半の価値も出てきます。これをコントロールできるのも、キャプテンだからこそ。
おもてなし面では、そのバンケットで行われる披露宴の素敵なシーンなどを、キャプテンから2 人に語ることも重要です。当日の施行を担当しているからこそ、リアルな様子を最もよく知っていますし、プランナー以上に語ることができるはず。それこそ準備の様子を見せながら、今日1 時間後に実施する結婚式は、どんなこだわりを持って、だからこういう感じでセッティングしていると説明すれば、ライブ感のある貴重なプレゼンとなります。
さらに接客力を高めるのであれば、例えば入場体験を勧めてみるのも効果的。準備中で音響スタッフもいるでしょうから、BGMを流しながら、キャプテン自らメインテーブルまで案内。それこそ司会に頼んで、MCを入れてもらうのもいいでしょう。各部門のスタッフに協力を取り付けられるのも、キャプテンだからこそ。黒服のキャプテンが自らアテンドすることによって、来館者の気持ちも高められます。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月11日号)

