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第5回 荒井さやかのそうだったのか!女性リーダー 《A・B案を織り交ぜC案を出す力 相手への興味は自己理解に繋がる》【COCOSTYLE 代表取締役 荒井さやか氏】

第5回 荒井さやかのそうだったのか!女性リーダー 《A・B案を織り交ぜC案を出す力 相手への興味は自己理解に繋がる》【COCOSTYLE 代表取締役 荒井さやか氏】

先月のコラムでは、自分と考えが合わない人、少し苦手な人が社内にいる際、リーダーとしてどう考えるべきかを解説しました。前号の簡単なおさらいとして、メンバーと意見が対立するということは、言い換えれば『自分が大切にしたいコアの部分は何か』、改めて気付けるいい機会になるとの話でした。今号はもう少し踏み込んで、具体的な内容と対応に触れていきたいと思います。

例として、リーダーである自分の考えはA、後輩の主張はBという、それぞれ意見が合わないシーンを想像してみて下さい。リーダーと部下という“ヒエラルキー”の関係性から、つい『Bの意見に対してどう自分のアイデアAを理解させるか』と考える人もいるかと。とはいえ後輩にも譲れない想いや信念があるからこそ、Bの意見を主張している。言い換えれば、“AorB”ではどちらか一方が自分を失うことに繋がってしまいます。さらに悪化すると、“AvsB”という状況になってしまうのです。

健全なチームとは、就いているポジションや役職に関わらず、「自分の意見をちゃんと取り入れてもらえた」と思えるもの。優秀なリーダーは、自分のA案と後輩のB案をうまく織り交ぜ、折衷案のC案を生み出せる人なのです。C案に辿り着くためには、なぜ自分はA案がベストだと思うのか、どうして相手はB案なのかと相手に向き合っていくことは必要不可欠。このC案を生み出すトレーニングこそ、リーダーをやる価値と言っても過言ではありません。

オススメしたいのが、相手と意見が異なりぶつかりそうになった際、『なるほど!イッツニュー!面白いね!』という気持ちを持つこと。自分の頭にない考えであれば、まだ見ぬ世界を知る絶好の機会になります。要するに、意見が合わない際は、まずは“面白がって”聞いてみること。物は試しに、ぜひ一度やってみてください。

リーダー職に就く女性から、実際に寄せられた声を1つ紹介します。その人はメンバーと意見が合わないと、「どうしてその考え?」と、ついお互いの譲れない正義や想いをぶつけがちだったそうです。本コラムの内容を実践してみたところ、「相手の置かれている状況や立場、これまでのキャリアなども織り交ぜて考えてみたことで、異なる意見に対してきちんと向き合えるようになった」ということでした。この例のように、目の前の人に興味を持つことはリーダーシップの始まりであり、同時に自己理解のスタート地点です。

これまでのコラムの繰り返しにもなりますが、リーダーになるということは、器を広げられることに挑戦できる、自身の成長チャンスです。だからこそ、多くの女性にリーダーを目指してほしいと心から思っています。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月11日号)