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今日から仕事が変わる!AIの使い方-連載11- AIを活用してDay1からカップルに詳しくなる 新郎新婦像を作って接客内容や対応等を壁打ち【TAIAN エバンジェリスト 野村壮耶氏】
AIを頼れる相棒にせよ!
皆さん、こんにちは。野村壮耶です。少し時間が経ってしまいましたが、6月に開催された『ブライダル産業フェア』では、多くの方にブースに足を運んでいただきました。また、式場とコラボし実施したセミナーも、たくさんの方に受講いただきました。改めて御礼申し上げます。どうもありがとうございました。今後もシステムやAIを通じたサービス提案で、業界の活性化を担っていければ幸いです。
さて、ここからが今回のコラムの本題です。全国の会場をまわらせていただく中で、先日嬉しい実践例に出合いました。都市部のある式場が、新しい会場を立ち上げるタイミングで、AIを“頼れる相棒”として集客と接客に取り入れ、確かな手応えを掴んでいたという事例です。今日はそのお話を少しご紹介させてください。
その会社にとって新施設の立ち上げで悩ましかったのは、「これから迎えたいカップルの層のことをよく知らない」ということでした。どんな言葉が響くのか、どんな写真に心が動くのか。その層を担当できるプランナーも限られていて、手探りの状態だったそうです。
そこで最初に取り組んだのが、AIに“架空の新郎新婦”を作ってもらうことでした。年齢や価値観、好みそうなものを伝えると、AIがそのカップルになりきって答えてくれます。「この案内文、どう感じますか?」と尋ねれば、率直な感想が返ってくる。イメージとしては、理想のカップルが何度でも下見をしてくれているようなものです。
AIと対話を重ねるうちに、「知らなかったカップル像が少しずつ見えてきた」と言います。フェアの案内文も写真の雰囲気も、その気付きをもとに磨き直したところ、「この世界観が素敵で」と実際に来館するカップルが増えたそうです。
接客の場面で力になったのは、行動分析AIでした。カップルのHP閲覧データから興味関心の度合いを読み取り、それに応じた最適な新規接客対応をサポートする、私たちTAIANが提供するシステムの1 つです。どの写真で手を止め、どの文章を読み込んでいたのか。アンケートには書かれていない『本当のこだわり』に仮説を立ててからお迎えすることで、初対面でも会話が深く、あたたかくなる。経験の浅いプランナーも自信を持って接客現場に立てるようになり、若手の育成にも繋がったとうかがいました。ベテランのスタッフにとっても、自分の経験則をAIの仮説で裏づけられるのは、心強いそうです。
印象的だったのは、その会場の方の言葉です。「AIの答えはあくまで素材。最後は自分の言葉で、温度感を届けたい」。
AIに任せるのは“下ごしらえ”までで、“味付けと盛り付け”は人がする。そんな距離感でした。AIは接客の代わりを担うものではなく、顧客と向き合う時間と自信を“プレゼント”してくれる道具です。皆さんの会場でも、ぜひ活用を始めてみませんか。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月11日号)

