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最終回〔オンラインウエディングの可能性〕「招待したい」、「参列したい」を叶える【エイトノット CSO 磯川涼子氏】

最終回〔オンラインウエディングの可能性〕「招待したい」、「参列したい」を叶える【エイトノット CSO 磯川涼子氏】

今号では、オンライン結婚式に対して列席者側はどのようなイメージを抱いているのかのアンケートを基に、オンラインの可能性を考察していきます。

まずは前回のおさらいも兼ねて、20~40代の3 年以内に結婚した、もしくは将来的に結婚したい女性を対象にしたアンケート結果から見ていきましょう(有効回答数=501)。「オンラインウエディングを取り入れたい」と答えた人に対し、その理由を聞いてみると、46.4%が「たくさんの人に見てもらいたいから」と回答。次いで43.8%で「便利そうだから」、39.6%で「遠方からも参列しやすそう」、35.4% で「参列者として招待できる人の幅が広がる」となりました。

一方で、「オンラインウエディングを取り入れたくない」と回答した女性を対象に、その理由もヒアリングしてみたところ、32.5%が「リアルで参列してほしい」と回答。また、「招待する人に失礼だから」が11.9%、「参列者の操作が難しそう」は16.9%となりました。では、ゲスト側はどうでしょうか。16~79歳の過去1 回以上結婚式に参列経験のある男女を対象に(n=558)、オンライン参列に対するイメージをヒアリングしました(左表)。1 位は「新しい」で16.1%。続いて、「海外、遠方でも参加しやすい」が14.2%、「とても便利」は9.5%となりました。

また、「海外、遠方でも参加しやすい」という回答は、先述の3 年以内に結婚した、もしくは将来的に結婚したい女性を対象にしたアンケート結果とも一致。ハワイや沖縄などを選ぶカップルは、「絶対にリゾート婚がいい」という希望も強いはずです。一方で、遠方となれば現地参列を悩む人がいるのも事実ですから、事業者側からオンライン参列も1 つの手段として提案することで、呼びたい、参列したいという新郎新婦・ゲスト両方のニーズに応えられる可能性も出てきます。では、「失礼にあたる」、「操作が難しそう」という理由から、オンラインウエディングを取り入れたくないと回答した声に対し、ゲスト側の意見はどうだったのでしょうか(左表)。実際にアンケート結果を見てみると、「失礼に感じる」、「操作が難しそう」は両方ともわずか1.8%。ゲストのイメージとしては、そうしたネガティブ要素はほとんど感じないことが伺えます。このことからも、ゲスト側はオンライン参列に対してポジティブなイメージを抱くケースが多いことも分かります。

また、当社サービスにも設けているご祝儀の電子決済サービスですが、利用意向を聞いたところ、21.5%が「利用したい」、43.7%が「状況によっては利用したい」と回答。例えば遠方からオンラインで参列する場合、直接お祝いを贈れる機会が少ないからこそ、実際にこうした利便性を活かした機能は、ゲスト満足度にも繋がっています。

コロナを機にブライダル業界でもDX化が叫ばれるようになりましたが、打合せをリアルからオンラインに変更した段階でストップしているようにも感じます。対面、リアルを大事にするのはもちろんですが、デジタルも1 つの選択肢としてカップルに提案することで、よりよい結婚式、ブライダル業界になるのではないでしょうか。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月21日号)