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最終回《AI時代のインスタグラム活用術》AIによる画像変換でスピードと柔軟性のある運用を【ドキドキ CDO 萩原 均氏】 

最終回《AI時代のインスタグラム活用術》AIによる画像変換でスピードと柔軟性のある運用を【ドキドキ CDO 萩原 均氏】 

最終回の今号では、当社のAI画像変換ツール『イメチェン』をベースに、インスタ運用に必要な写真素材について、改めて考えてみたいと思います。インスタ運用の現場で、課題の1 つになっているのが、投稿素材をどう確保し続けるかという問題。昨今は月10〜20枚、多い式場ではそれ以上の投稿に加え、ストーリーズやリールまで含めた継続的な発信が求められている一方、毎回撮影を入れるのは、コスト面でも運用面でも簡単ではありません。
この状況の中で今後ますます重要になっていくのが、AI画像生成の活用です。例えば、春婚を訴求したい、和装の雰囲気を強めたい、今のトレンドカラーに寄せた装花イメージを作りたいといった時に、撮影の都合を待たずにビジュアル案を整えられるわけです。このスピード感と柔軟性は、インスタ運用において非常に大きな意味を持ちます。
現在のインスタでは、ただ綺麗な写真よりも、保存したくなる、あとで見返したくなる投稿の方が強くなっています。保存、コメント、シェアといったエンゲージメントは、投稿の評価や表示回数に大きく影響するからです。つまり、これから求められるのは、情報として伝わる画像、比較しやすい画像、テーマが整理された画像です。AI画像生成は、こうした“伝わる形”を作るのに向いています。
また、「毎回似たような投稿になってしまう」、「見せ方がワンパターンになる」という悩みにも、AI画像生成は効果的です。投稿のトーンを変える、季節感を強める、比較軸を加える、保存用の情報ビジュアルに仕立て直す。そうした工夫を積み重ねていくことで、限られた素材でも発信の鮮度を保てます。
こうした流れの中で、AIを活用して式場写真やビジュアルの印象を刷新する取り組みは、1 つのサービス価値として成立し始めています。過去に撮った会場写真や装飾写真を活かし、時代に合った印象にアップデートしていく発想は、コストと効果の両面で非常に合理的です。
もっとも、最終的に選ばれるカギは、その式場ならではの雰囲気や、実際の新郎新婦の表情、スタッフの対応力といった、人にしか作れない体験価値です。ただ、その価値を正しく伝えるには、見せ方の精度が必要。AI画像生成は、人の魅力を置き換えるものではなく、その魅力を今の時代に合った形で届ける手段として位置づけるべきでしょう。
これからの式場インスタ運用では、写真の質だけが強みではなくなります。持っている素材をどう活かしどう再編集するか。どう今の見え方に合わせていくか。その発想を持てる式場ほど、発信の継続性も、投稿の質も、そして反応も変わっていくはずです。半年間ご愛読、ありがとうございました。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月21日号)