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新連載〔オンラインウエディングの可能性〕「オンライン配信するなら挙式」の声【エイトノット CSO 磯川涼子氏】
新型コロナウイルスの蔓延を機に、耳にする機会が増えた『オンラインウエディング』。結婚式におけるニーズも多様化するなかで、新しい結婚式の在り方として注目も高まっている。挙式のライブ配信サービス【SanLet’s(サンレッツ)】を展開するエイトノット(東京都中央区)によるアンケート調査をもとに、「オンラインウエディングって実際どうなの?」の声に応える新連載、スタート!
皆さんこんにちは。今号から始まりました新企画。本連載ナビゲーターの、エイトノット磯川涼子です。連載第1回目ですので、まずは簡単に、展開する挙式のオンライン配信サービス『SanLet’s』の概要を説明いたします。
特徴としては挙式部分にフォーカスし、当日オンタイムで見られるライブ配信と、3 日間のアーカイブ動画視聴を用意。結婚式当日現地にいないゲストは、スマホやパソコンなどを通じて、オンラインで挙式に参列するシステムです。ライブ配信中はスタンプを押してお祝いの気持ちを表現でき、専用サイトからギフトを贈ることも可能。2021年4 月のサービス開始以降、利用実績は4000組を超え、オンライン参列者は6 万人を突破するなど、多くの方にご利用いただいています。
では本題に参りましょう。当サービスでは挙式部分にフォーカスし、オンラインで参列できる仕組みですが、今回実施したアンケート調査でも、面白いことに、挙式のオンライン配信&参列に興味があるとの結果が出ました。
20~40代の卒花・プレ花を対象にしたこのアンケート(n=495)。「挙式・披露宴、もしくは結婚イベントの一部に、オンラインを取り入れるとしたらどのようなサービスを利用したいですか?」の問いに、「挙式・セレモニーのアーカイブ映像の視聴」が23.8%と最も高く、次いで「挙式・セレモニーのライブ配信」が23.6%と、挙式に関する内容が上位2 つを占めました。一方で、披露宴・会食のライブ配信は19.2%と若干数値は下がり、そのほかにもオンラインウエディングとしてイメージしやすい「映像、音声での双方向コミュニケーション」は9.1%と、思ったより数字が伸びない結果となりました。
では、ゲスト側はどうでしょうか。左グラフの「オンライン参列において、あるとよいと思うサービスを全て選択」(n=558)の問いには、「挙式・セレモニーのライブ配信(視聴のみ)」が37.1%と、そのほかと比較しても約16pt高く、ダントツ1 位となりました。当初は、「ゲストの都合に合わせて見られるアーカイブ配信の方が好評では?」とも思いましたが、ゲストにとって「離れた場所からでも2 人をお祝いしたい!」という気持ちも強いようで、同じ時間を共有できるライブ視聴に、参列者側は特に高い関心があるようです。
また挙式だけにフォーカスするポイントの1 つが、比較的短時間での配信・視聴という点です。視聴する適度な長さを参列者側に聞いたところ、30分~ 1 時間未満が36.9%となりました。1時間~ 2 時間未満は22%、2 時間~ 3時間未満は6.6%と、段々と数字も下がってくる結果に。このことからも、新郎新婦の新たな門出となるセレモニー部分にフォーカスし、しっかりと見届けたいというニーズが見えてきます。
言うまでもなく、現地で参列するのはとても素晴らしいことですが、リゾートのため遠方で行けない、妊娠中で体調が不安、コロナ禍で人数制限を余儀なくされて上司を呼べないなど、様々な理由で招待・参加を諦めているケースも少なくありません。だからこそ、リアルとオンラインを掛け合わせた『ハイブリッド』なウエディングは、今後を切り開いていく、新しい可能性の1 つだと感じています。
次回は、どういったゲスト層にオンライン参列はマッチするのかに触れていく予定です。どうぞお楽しみに。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号)

