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キーマンに聞く

新連載 ブライダル集客新章突入 Google広告の自動化機能、実際どうなの?【SYCLA(シクラ) 代表 大前友美氏】
私はブライダルを含め様々な業種・商材のWEB広告を運用・支援しています。婚礼は、◎高額商品、◎検討期間(リードタイム)が長い、◎複数サイトを比較しながら検討という特徴で、一般的な集客商材とはユーザー行動も異なります。そのため、Google広告の自動化機能も“向き・不向き”を理解した上での活用が重要です。
■P-MAX
P-MAXは、広告素材と目標を設定すれば、配信先や配信調整をGoogle側が自動で最適化してくれる機能。十分にパフォーマンスを発揮するために、月30件程度のコンバージョン数が学習の目安です。
しかしブライダルの場合、Google広告を経由してすぐ予約をするのではなく、①一度比較サイトへ戻る、②SNSを見る、③後日ダイレクト流入で予約、といったケースも多くあります。つまり、「広告が影響していても、直接コンバージョンとして計測されにくい」特徴があります。そのため、P-MAX単体で十分な学習データを蓄積しづらく、AIの最適化精度も上がりにくいため、私自身もブライダルではあまり使わないのが実情です。
■AI-MAX
既存の検索キャンペーンに対し、AIが広告文やランディングページなどを拡張・最適化し、より多くのユーザーへ配信を広げていく仕組みです。NG事例として、ゲストハウスなのに「和婚」「神社婚」訴求が表示される、意図しないURLが生成されるといったケースもありました。Google側は“成果最大化”を目的に自動調整を行いますが、式場ごとの世界観やブランド訴求までは完全には理解できません。特にブライダルは「イメージ商材」の側面も強く、こうした小さなズレは来館率やブランド印象に影響する可能性もあります。
■DSA(動的検索広告)
私が比較的よく活用しているDSAは、ユーザーの検索キーワードに合わせGoogleが自動で広告見出しや遷移先ページを生成する機能。AI-MAXと似ている部分もありますが、大きな違いは“対象ページを指定できる”点です。
例えば、◎少人数婚ページ、◎料理紹介ページ、◎プランページ、◎会場紹介ページなど自社サイト内の特定ページを指定して配信対象にすることで、訴求のブレを抑えながらGoogleの自動化機能を活用できるのがメリットです。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月1日&11日合併号)

