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キーマンに聞く

就労支援事業所を運営【一般社団法人レダクラフト 代表理事 我妻真澄氏】
ブライダルギフトのウェイトドールを販売しているプチレダ(東京都港区)。製造部門として一般社団法人レダクラフトを設立し、2015年4月に障がい者福祉サービスの就労継続支援A型事業所として東京都から認可を受けた。現在、16人の障がい者がウェイトドールの制作を担っている。縫製という職業は熟練度が必要であるが、その点、認可当時の8年前から働いている人材もいるなど、大きな戦力になっている。運営実態を代表理事・我妻真澄氏に聞いた。
――就労継続支援事業所について教えてください。
我妻「国の定義としては、障がい者の技術、知識を高めて、一般企業で就労するための訓練をするという位置づけの事業所。支援事業の内容は当社のような縫製以外にも、ビル・公園の清掃、事務処理、農家など様々です。あくまでも一般企業で就労できるようになるための訓練をするという前提ではあるものの、実際に当社で縫製を学んだ人材が転職しようとしても、そもそも働ける場はなかなか見つからないのが現状。それもあって、当社としては長く働いてもらい、職人として自立し、継続して稼げるようにという経済的な面を大切にしています。」
――認可を受けるにはハードルも高いのでしょうか。
我妻「認可は都道府県ごとになります。実績などは必要ないものの、公的な資金が入ることから様々な基準は設けられています。例えばプチレダではもともと障がい者スタッフを雇用していたことから認可を受けようと思ったわけですが、申請の際に別法人を作ってくれと言われました。事前に研修に参加し、事業計画を東京都に提出。福祉の資格を持った人を、開所前に雇わなければなりません。また事業所の要件もあって、1 人あたり何㎡を確保するといった基準が設けられています。」
――A型、B型の違いは。
我妻「A型事業所は雇用契約を結びます。その際に、時給換算で最低賃金を下回ってはなりませんし、週20時間以上が基本。一方B型事業所は、一つの仕事に対しての工賃といった請負の契約に近く、例えば5 人で10万円の収入のある仕事であれば、売上の中からコスト分を差し引き、残りを5 人で割る形です。A型の東京都の事業所の場合、仮に時給制であれば最低賃金1113円で週20時間以上であるため、給料は低くても8 万円以上になります。当社では、9 時~17時まで、残業も含めてフルで働いている人もいます。一方でB型は仕事にもよりますが、給与の平均は月に1 万5000円程度といわれています。」
――事業所には、公的な資金も入るということですが。
我妻「補助金があり、障がい者スタッフの給料に使ってはいけないという規定はあるものの、それ以外の家賃、職員、障がい者スタッフ以外の給料、材料費などに充てることへの制限はありません。ただ、障がいの度合いも様々で総じて生産性は低いため、利益がそこまで出ていない事業所は多いですね。それでも、補助金によって潰れないという状況が一般的。コロナ禍には仕事も少なくなる中で就労を守らないといけないですから、家賃補助、水道光熱費の補助費などを出してくれました。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月1日号)

