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家族のループを獲得する【小野写真館 代表取締役社長 小野哲人氏】
小野写真館(茨城県ひたちなか市)は結婚式場を2013年に取得し、ウエディングフォト専門スタジオなども展開している。小野哲人社長が事業承継してから10年連続で成長してきたが、一時停滞していたところにコロナ禍に巻き込まれ、昨年は年商も30%ダウンした。そこで事業再構築、売上のポートフォリオの変革を実施することで、今年は元の水準に戻すことができた。
コロナ前は60%がウエディング事業だったが、今年は40%。結婚式場を利用した家族の出産、七五三、入園入学、成人式、さらに子どもの結婚というループを獲得することで差別化を図っていくことを目指している。その核をなす事業を、昨年からM&Aで取得してきた。高級旅館、『咲楽』もその一つだ。
「ポイントは4部屋しかないこと。10名単位の貸し切りに最適で、家族で利用してもらえます。コロナ禍で結婚式を開催するとなると身近な家族に限定されるため、旅館完全貸切の祝いのプロデュースにもマッチします。さらに家族や大事な人との感動体験を、写真としても形に残していきます。4部屋しかないので、1日の最大の宿泊売上は30万円程度。ここに結婚式を掛け合わせることで、9名2泊3日で貸切宿泊料62万円、結婚式売上110万円が加わり、合計172万円になります。内製化で家賃もかからないため粗利は80%以上となり、月に1、2件入るだけで旅館としての利回りが一気に上がります。」(小野氏〉
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、9月21日号)

