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地方紙で見開き広告【アルカディア 代表取締役社長 大串淳氏】

地方紙で見開き広告【アルカディア 代表取締役社長 大串淳氏】

 12月31日、九州全域に配布されている西日本新聞に、見開きカラーでブライダル企業の広告が掲載された。これを仕掛けたのが、九州で5会場を運営し、20周年を迎えたアルカディア(福岡県久留米市)だ。従来の婚礼ターゲットだけでなく、幅広く会場の存在を認知させたいという想いであり、それは地域内の自治体や企業とのタイアップにも通じている。同社の大串淳社長に、地方会場ならではの地域内での知名度アップの考え方と、その効果について聞いた。

20周年のメッセージ

――昨年末、西日本新聞に見開き全面広告を掲載しました。九州全域に配布している地方紙で、インパクトもあったかと。

大串「これまでも、1 月1 日に1 面を使った広告を掲載したことはあったのですが、今年は20周年ですから、見開きでより目立つ形で出稿しました。ここまで大々的にやったのは初めて。新聞広告自体が久しぶりだったこともあって、各施設では1 日10組以上が来館するなど集客効果に繋がりました。」

大串「費用は2 ページで400万円ですが、考えようによっては51万世帯に配布されている地方新聞ですから、ブライダルの情報誌を購入していない層にも認知が広まったという点でメリットは大きかったかと。地元に根付いて20年が経つので、その間たくさんの人達に利用してもらってきたというメッセージを中心にした内容にしました。実際に20年で1 万8000組、ゲストも含めれば180万人が訪れてくれたわけです。こうしたことはブライダル業界の中では理解されても、こと一般の人にはなかなか届きにくい。最近は子どもの世代の利用が増えてきましたし、改めてアルカディアを思い返して欲しいと。それ以外に、春に公開される映画【ウエディング・ハイ】とのタイアップが実現したため、映画配給会社だけでなく、当社としても認知拡大に努めていく動きが必要でした。映画の件も触れながら、多くの人に知ってもらう部分を重視しました。」

――来館した人からの、反響の声はどうでしたか。

大串「まず、私の多くの知人から、新聞広告を撮った写真が送られてきて、すごいコマーシャルだねと言われました(笑)プランナーに聞くと、友達から同じような話を数多くされたそうで、モチベーションアップにもなったと思います。他には、親から言われて来館したという人が一気に増えました。地方の場合は意外と、一番身近な親や兄弟からの口コミが重視される。今回の広告は大晦日の12月31日の新聞に掲載しましたが、ちょうど年末に家族の集まるタイミングだったのはメリットも大きかったかと。全国展開の企業の場合は、全国紙で告知しないとならず、その分費用も桁違いでしょう。その点エリアに集中投下できるのが地方企業の強みでもあり、そこは今後も活かしていくべきと改めて感じました。」

――映画【ウエディング・ハイ】とのタイアップですが、どういう仕組みですか。

大串「結婚式を題材にした映画が作られるということを知った段階で、ブライダルの経営者として嬉しい気持ちが湧き、ぜひ一緒になって応援したいと地元の代理店を通じて映画会社に伝えてもらいました。それならば一緒にやりましょうと快諾をもらい、素材を使わせてもらいながら告知をしています。」

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、2月21日号)