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ブライダル業界の移動課題をGOが解決【TAIAN 代表取締役 村田磨理子氏×GO GOアプリ事業本部 配車事業企画部部長 森川洸氏】

ブライダル業界の移動課題をGOが解決【TAIAN 代表取締役 村田磨理子氏×GO GOアプリ事業本部 配車事業企画部部長 森川洸氏】

 タクシーアプリ『GO』を展開するGO(東京都港区)は、婚礼業界のDXを支援するTAIAN(東京都新宿区)との提携により、ブライダル領域の移動課題に本格参入する。TAIANのWeb招待状・席次表サービス『Concept Marry(コンセプトマリー)』において、今秋からデジタルタクシーチケット『GOチケット』を提供開始。これにあわせて、今号より不定期連載企画として、ブライダル業界でGOのもたらす可能性をDXの観点から検証していく。初回はTAIANの代表取締役・村田磨理子氏をゲストに迎え、GOアプリ事業本部配車事業企画部部長の森川洸氏とのトークセッションを実施。紙のタクシーチケットなど、未だにアナログが主流の業界ならではの移動課題をはじめ、今後の可能性などを語り合った。「移動で人を幸せに。」をミッションに掲げる、GOの描くモビリティサービスを通じたブライダル業界のDXと、その先の未来とは。(PR)

DL数は1500万を突破

――タクシーアプリ『GO』の、現在の状況を聞かせて下さい。

森川「JapanTaxiとDeNAのオートモーティブ事業が統合し、2020年4 月に誕生したのが当社です。アプリのダウンロード数は、9 月時点で1500万を記録するなど順調に推移しており、10月時点でのサービス展開エリアは45都道府県となっています。年間の実車数は6000万回以上にのぼり、利用者の増加に伴って、当社アプリのダウンロード数の伸びも、加速している状況です。」――ブライダル業界の移動課題に、本格的に向き合っていくキッカケや経緯は。

村田「当社は、Web招待状・席次表サービスの『Concept Marry』を展開しています。ある式場に導入を提案していたところ、『Web招待状は魅力的だけれど、現状タクシーチケットを紙の招待状に同封している。招待状をWebにしても、結局タクシーチケットは現物を郵送する必要がある』とのことでした。改めて考えてみると、紙のタクシーチケットを送るというアクションは、昨今減ってきている印象。実際、タクシー配車アプリがこれだけ普及し、実際に『紙のタクシーチケットを使ったこともなければ、見たことがない』という世代も多くなってきた中で、時代に追い付いていないのではと感じるようになりました。私自身『GO』は何度も使っていましたし、これだけ短期間で市場に浸透したのは、やはり多くの人にとって便利ということ。当社のWeb招待状とタクシーアプリをうまく掛け合わせられたら、面白いのではと思うようになりました。ダメ元で問合せフォームからGOに連絡したのですが、まさか本当に返信を頂けるとは思っていませんでしたね(笑)。」

森川「実際、ブライダル業界というのはタクシーを利用する中のシーンの1 つとして、一定のポテンシャルがあると、当社としても感じていました。とはいえ、これといった突破口をなかなか見出せておらず、そのタイミングで問合せを受けた流れ。『これは何か生まれるんじゃないか』と、私自身も可能性を感じました。」

―― 2 社で提供するサービスの、具体的な内容は。

森川「簡潔にまとめると、当社と契約を結んだ結婚式場やホテルに対し、デジタルタクシーチケット『GOチケット』を発行できる管理画面を渡すイメージです。有効期限や上限金額などを担当プランナーが設定し、発行枚数を決定する流れ。CSVデータに出力し、タクシーチケットを渡したいゲストを選択した上で、『Concept Marry』のWeb招待状を作成します。該当ゲストがWeb上で『出席』と回答すると、GOチケットを発行できる案内メールが、ゲストに届く仕組みです。」

マイクロバス手配の課題も

――これまでの課題と、『GOチケット』をブライダルシーンで利用するメリットは。

森川「既存の紙のタクシーチケットは、通常プランナーが電話やFAXで発注依頼をかけ、郵送で届くまでに約1 週間。届いたチケットには日付や利用対象期間など、多忙なプランナーが合間をぬって手書きで1 枚ずつ、多い時には50枚も書くこともあったようです。ヒトが動いているにも関わらず、こうした作業を新郎新婦に代わって無償でやる式場も少なくないとも耳にしました。また、紙のチケットの場合、ウエディングの招待状にマッチするデザイン性ではないのも事実。せっかく選んだ招待状の雰囲気を壊したくないと、チケットを入れるミニ封筒を用意するとなると、コストも手間も更にかかってくるわけです。また、アクセスがネックになりがちな式場はマイクロバスを出すことも多いかと思いますが、新型コロナの蔓延以降、列席人数も減少している中で、乗車人数が少ないにも関わらずバスを出す必要があった。その一方で、『GOチケット』を利用できれば、プランナーの工数削減のほか、オンラインで簡単発行、式場の負担となるマイクロバスをタクシーに切り替えるなど、様々な課題を解決でき、多くのメリットを見込めます。」

村田「実際に、紙のタクシーチケットだと、この会社しか使えないという制限もある。『GOチケット』であればその幅が一気に広まるわけですから、利用するゲストにとっても、利便性は格段に上がると感じます。当社もDX化を支援していますが、人材不足の状況で、プランナーの工数削減は喫緊の課題。手書きで名前を書き続ける作業など、今の若いプランナーがなかなか追いつけないのは当然でしょう。時代に即していないというのは現場に立つ皆さんが1番感じていたからこそ、その課題を解決できる『GOチケット』は、大きな一歩と感じます。」

――今秋いよいよ、カップルの利用も実際にスタートします。案内開始以降、式場の反応はいかがですか。

村田「『GOとの提携が始まる』ことをお伝えすると、『“あの”GOと?』と、みなさん喜んでくれますね。交通広告や有名俳優を起用したテレビCMなど露出も多く、圧倒的な認知度から、式場の皆さんはもちろん、それを利用する新郎新婦・ゲストにとっても『安心して利用できる』という声が多いですね。」

多角的なサービスを予定

――新郎新婦やゲストの移動だけでなく、今後は式場スタッフの移動課題においても、GOのサービスが解決のカギになるそうですね。

森川「先ほども話題に挙がりましたが、プランナーの人員不足という背景もあり、予約状況に応じてスタッフが店舗間を移動するケースも多いと聞いています。例えば同じエリアに2 店舗を展開する企業であれば、スタッフの移動でタクシーを使ってもらう。昨今は免許を持っていないという人も増えましたから、『あっちの店舗に行ってきて』と言われても、そもそも足がないというケースもゼロではないでしょう。もっとも、ドミナント戦略で店舗を展開する企業は、カップルの新規見学の際に式場回遊という意味で、タクシーを利用してもらえる可能性も大いにあると感じます。あわせて、披露宴お開き後に、式場など施設に設置されたタブレットを通じて、ゲスト自らタクシーを呼べるサービスも強化していきたいと考えています。」

――最後に、協業における意気込みを聞かせてください。

村田「当社はDXを通じて、ブライダル業界で働くみなさんをもっと幸せにしていきたいと考えています。現状、賃金の低さなど業界の課題はまだまだありますが、例えば先述の店舗間移動においてタクシーを手配してあげることなどは、スタッフ一人ひとりを尊重するアクションだと感じますね。今回のサービスを通じて、ブライダル業界、ひいては社会全体を、一緒に幸せにしていければ嬉しい限りです。」

森川「私たちとしては、移動にもっと意識を払ってもらいたいと言うよりも、何も考える必要なく、ストレスフリーで移動できるという環境を提供したいとの想いです。ブライダル業界においても新しいたくさんの事例をTAIANの皆さんと一緒に生み出し、一生に一度のハレの日を盛り上げていく一助になれれば本望ですね。」

詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月21日号)