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サイト内の回遊も活発化 春に実施したリニューアルでUI/UXを向上【マイナビ マイナビウエディング編集長 片山 裕美氏】

サイト内の回遊も活発化 春に実施したリニューアルでUI/UXを向上【マイナビ マイナビウエディング編集長 片山 裕美氏】

 マイナビ(東京都千代田区)の展開する『マイナビウエディング』は4月22日、サイトリニューアルを実施した。サイト改修に合わせて編集長に着任した片山裕美氏は、これまで女性誌などで編集長を務めてきたキャリアを持つ。リニューアル以降、ユーザーの動きにどのような変化が見られているのか。片山氏に話を聞いた。

デザイン性を重視

―― 4 月のサイトリニューアル以降、ユーザーの反応は。

片山「改修ではUI/UXを大きく刷新。ベージュ、ブルーなどのやわらかなくすみカラーを多用し、トンマナを揃え、デザイン性も重視しました。また、色味を抑えて写真や動画コンテンツを以前より見やすくし、ユーザーへの訴求効果を高めていくのも狙いとしました。こうした効果検証も含め、10月、11月にはユーザーインタビューも実施。改修後のサイトの使い勝手などをヒアリングしました。参加者として選出したのは、当社サイトのコアユーザーではなく、あえてニュートラルな意見を出してくれる人たち。中立的な立場の声として、『サイトが見やすい』、『写真の映えるデザイン性もいい』といった反応も多く、目指してきた部分をしっかり達成できたのは、一定の成果だったと感じています。」

――ユーザーの動きは。

片山「UIを変更したことで、サイト内の回遊は活発化。フェア詳細、フォトギャラリーの滞在時間も長くなり、コンテンツ部分の読み込み時間もプラスで推移しています。閲覧ページなど、その時のユーザー気分に合わせてコンテンツや式場、ブランドが表示される『パーソナライズ機能』も設けましたが、ここからのコンバージョンも高くなっています。当社は指輪探しのサポートにも注力していますが、総合トップから指輪検索への遷移なども、リニューアル以前より活発化。全体のPVは昨対を上回っており、一時掲載を見送っていた式場の再出稿なども見られています。」

――ワンランク上のウエディングを提案する『プレミアム』の領域で、7 月からの新企画として、各分野のプロフェッショナルとコラボした連載企画をスタートしています。

片山「例えばヘアメイクアップアーティスト、フローリスト、フォトグラファーなどのいわゆるクリエイターで、かつインスタでのフォロワー数も多いインフルエンサーとコラボ。コラム記事として発信し、ユーザーにフィットするトレンド情報を更に発信していきたいと思っています。実際に、サイト内に登場するクリエイターはウエディングでの活躍はもちろん、そもそも一般美容、ファッションなどの知識も豊富で、ブライダル業界をもっと盛り上げたいという強い想いを持っている人たち。インタビューの際にはこちらが勉強になることも多く、こうした会話の中から業界の課題解決に繋がるような、ヒントも出てくるわけです。クリエイターからの情報をサイト上で発信するのはもちろんのこと、実際に感じたヒントなどは、クライアントにも随時共有していきたいですね。」

 

アンバサダーも始動

――今後の展開は。

片山「来年春には、マイナビウエディングのアンバサダーをローンチ予定です。募集もすでに男女で始まっており、想定以上の応募状況となっています。私自身マイナビウエディングの編集長に着任する以前は、女性誌、Webメディアでのキャリアも長く、いわゆる読者モデルの発信力は、高い影響力を持っていると感じています。メディアからのオフィシャル情報はもちろん重要であると同時に、媒体の考えを第三者的な立ち位置の人たちから発信してもらうことも欠かせませんから。」

―― 7 月には銀座で指輪のイベントも開催したそうですね。

片山「各ジュエリー会社が出展し、人気ブランドの指輪を1度にチェックできる『リングフェスタ』と題したイベントを初開催。当日は200組の来場を記録し、成約率も想定を上回るものとなりました。指輪の紹介だけでなく、美容アイテムの紹介など様々なコンテンツを用意。なかでも手元の骨格診断は、列ができるほど盛況でした。来場者はもちろん出展企業からも好評だったことから、来年2 月に2回目の開催も決定。こうしたリアルイベントはユーザーにとって様々な情報を得られる機会ですから、案内も強化していければと思います。」

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、12月1日号)