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キーマンに聞く

《違いを生み出す広告写真の世界》#連載7 インスタ広告はイメージよりも説明カットを【Do 代表取締役社長 遠藤正人氏】
インスタ広告で月平均来館の半数にあたる集客に成功した会場が、厚木にあるアマンダンヒルズです。
山の中にある立地のため、冬場はどうしても苦戦していたのですが、チャペルの扉を開けると床一面にキャンドルが灯る新たなウエディングプランを開発。プラン専用のLPを制作し、インスタ広告でプロモーションしました。広告費用は20万円程度ですが、ひと月で12万人にリーチ。リンクを貼っていたLPに飛んできた人数も、350人に達しました。
この成功は、商品開発、ビジュアル制作、さらにプロモーションでインスタ広告を展開したことによります。単純にインスタ広告を仕掛けるだけではなく、インスタで注目を集めるためにも、それぞれの要素をミックスしていくことが必要となります。
インスタ広告のビジュアルについて、情報誌などとは異なる視点を持つことも大切です。情報誌基準で考えると、ページを開いた時に横長、縦長の方がインパクトもあります。一方でインスタの写真は、スクエアでの表示となります。もともとあった横長の写真をトリミングしていきますが、モデルの立ち位置によってはバランスも損ないます。そのため、インスタ広告のビジュアルを制作する際には、端よりも中央に配置するといった意識が求められます。
また、イメージカットと説明カット、どちらを重視するか。情報誌の場合には、世界観を伝えるためのイメージカットが増えています。一方、たくさんの写真を掲載できないインスタ広告の場合は、説明カットによって、1枚の写真の中に情報を網羅していかなくては、メディア上でなかなか先に進んでくれません。
例えば少人数ウエディングを広告する場合、情報誌であれば家族、友人たちと楽しそうに談笑するイメージカットでもいいでしょう。インスタ広告の場合は、少人数対応会場の空間の広さ、装飾のイメージを伝えていきます。アマンダンヒルズでも、テラスでの少人数Wを商品化しましたが、インスタでは引きの写真を使うことで、どんな場所か、広さ、緑の背景など、写真一枚で説明をしています。
インスタ広告の利点は、即時に掲載する内容を変更することができ、かつリーチした人数なども明らかになります。イメージカット、説明カットの反応の違い。同じ構図でも、新婦1人、それとも新郎新婦の2人の写真でどちらがより多くクリックされたか。つまり、広告費用をかけながらABテストを繰り返すことができ、それだけ効果的なビジュアルについてのノウハウも蓄積されていきます。
インスタ広告の効果について、大都市圏ではすでに実践している会場も増加しています。一方、地方ではまだまだ対応していくところも少ないため、いち早く着手することで、先行者メリットも生み出すことが出来るはずです。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号)

