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◇◆SPECIAL INTERVIEW◆◇新幹線清掃チームのおもてなし革命【おもてなし創造カンパニー 代表 矢部輝夫氏】
「新幹線の掃除に、誇りと生きがいを」。徹底した車両清掃作業に留まらないサービスで、日本が誇るおもてなし企業の1つとなった、J R東日本テクノハートTESSEI(テッセイ)。革新の先頭に立った矢部輝夫氏は、新幹線清掃チームのやる気スイッチをどのように押したのか。現場重視でスタッフが互いに認め合う環境こそが、従業員に誇りと生きがいをもたらした。
【6月19日・20日に開催!ブライダル産業フェアにて、19日(火)10:30~基調講演で登壇決定!!】
――矢部さんはこれまで、鉄道一筋でキャリアを築き上げてきたそうですね。
「高校を卒業後、国鉄に入社しました。安全対策部課長代理や立川駅長、運輸車両部司令部長などを経て、2005年に鉄道整備株式会社(現テッセイ)への配属が決定しました。」
――テッセイは上越新幹線や北陸新幹線などの、車両の「お掃除」の会社です。当時はあまり、評判がいい会社ではなかったと聞きました。
「テッセイへの異動が決まった際は、私自身、正直気持ちが前向きではありませんでした。なんせ“お掃除の会社”でしたから。当時のスタッフの平均年齢は60歳前後。誇りを持って働いているかといえば、なかなかそうは見えなかったのです。『きつい』、『汚い』、『危険』の3Kと言われる仕事で、“川下の仕事”と感じていた人もいたでしょう。ここしか行き着くところがなく、仕事をしていたという印象も受けました。」
――テッセイの仕事の概要を教えてください。
「新幹線が東京駅に到着し、折り返し運転を始めるまでの時間は12分。降車に2分、乗車に3分が充てられるため、清掃に避ける時間はわずか7分です。1チーム22人で、ゴミ回収はもちろん、全てのテーブル、窓枠を拭き、座席の向きを進行方向に変更。破損個所や忘れ物のチェックもしています。トイレ掃除もこの7分間で行うわけですが、基本的に1車両を1人が担当。限られた時間の中でこれだけの作業をするので、常に時間との勝負です。掃除が遅れてしまえば発車時刻も遅れ、安全運行に支障をきたしてしまう。責任も大きい仕事と言えるでしょう。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月21日号)

