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人材育成も含めた組織改革【プリモ・ジャパン 代表取締役社長 藤江秀一氏】
プリモ・ジャパン(東京都中央区)は9月、澤野直樹氏に代わって新たに藤江秀一氏が社長に就任したことを発表した。藤江氏は同社に新卒で入社後、店舗・本社で様々な業務を担当。2014年に中国へ渡り、同社に中国本土でのビジネスを統括してきた。今回の社長交代により、澤野氏はホールディングスに専任。日本国内の事業展開は藤江氏の手腕に託されることになった。ここでは、新社長のこれまでの経歴や今後の方針などを紹介していく。
中国でのブランド化図る
―― 9 月にプリモ・ジャパンの社長に就任しました。今回の社長交代の経緯とは。
藤江「昨年春にホールディングス体制となり、企業の枠組み自体はこれまで通りではあるものの、事業会社ごとに独立体制をきちんと整えていくことになりました。前社長の澤野直樹は日本及びホールディングス全体を見ていましたが、今後はホールディングスの経営に集中。代わって、上海出向から7 年を迎えていた私が、プリモ・ジャパンの代表となりました。ホールディングスとしては、今後の成長戦略を描いた際、どうしても海外は切り離せません。そこで海外、特に地盤のある中国で事業を加速させる意味でも、澤野が1 年間は中国を担当することにもなります。」
――藤江社長は新卒でプリモに入社したそうですね。
藤江「ウエディングに携わりたいという想いもあり入社し、1 年間は投資事業等を担当しました。その後は店舗のスタッフとして販売業務も経験し、青森、大分など遠方の店長も務めています。本社配属になってからは、営業部門、総務人事部門を歴任し、それから上海へ出向したという経緯です。」
――中国の責任者として、順調に店舗展開を進めてきました。
藤江「2014年に渡航し、会社、事務所を作り、店舗をオープンしたのは2016年の7 月。現在21店舗を展開しています。もう少し早めることはできたと感じる部分もありますが、何しろ中国の競合を見ると、数百店舗規模が乱立。その中で我々の戦略は、路面店ではなく商業施設の中に出店する方針をとってきました。新規参入としては、ブランディング上どうしても立ち位置を上げておかないと戦えないという理由もあり、その候補地選びに時間がかかりました。」
――今後日本で求められているのは立て直しですか、それとも更なる加速でしょうか。
藤江「コロナ禍で業績が停滞していたことも事実であり、その部分の立て直しは使命だと思っています。コロナも一つの要因ですが、競合他社、特にハイブランドの勢いが強かったと言えます。その中でいかに競争に打ち勝っていくのかも、これからの課題の一つです。」
――今後の対応については。
藤江「価格帯で区切るのもどうかとは思いますが、当社のポジショニングは日本では中価格帯。マーケット全体として、高価格帯のハイブランドに寄っていると業界内で言われています。とは言えコロナが落ち着き、式場の施行も回復してくれば、中価格帯に戻ってくるという見立てはしています。ただ顧客の思考はここ数年で大きく変化しているという実感もあり、当社のジュエリーを購入する理由を鮮明に打ち出すことは大切です。例えば、ダイヤモンドをどういった基準で選び、顧客に提供しているのか。デザインやこだわりなど、そうしたプロモーションをもっと進めていく必要があると。出稿媒体に関しても、SNSなども含めて予算編成全体を見直していきます。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月1日号)

