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ブライダルに特化した総合商社としての役割【タイムレス 代表取締役社長 横田哲郎氏】

ブライダルに特化した総合商社としての役割【タイムレス 代表取締役社長 横田哲郎氏】

――ギフト事業の昨年の状況はいかがでしたか。

横田「列席人数、単価が30%程度減少しているため、そのまま組数横ばいであれば減収となっていたわけですが、何とか微増で着地しました。2022年は過去最高売上であり、昨年もそれを更新することが出来ました。取引会場数の増加、さらに取引会場の施行組数も増えたことは大きかったですね。オリジナルギフトを作成する1 社独占契約も12社に達して、その売上比率も高まっています。具体的にはオリジナルパンフレットを作成し、さらに引菓子としても使える会場のお菓子のOEMにも対応。会場にとって単価は高まりますし、受発注業務も1 社独占ということで円滑になり、経理などの業務軽減にも繋がっています。ギフトに関しては撤退する企業も増えているため、それもチャンスと考えています。」

――それ以外の取り組みは。

横田「昨年5 月に会場と話をした段階で、列席人数の回復は尚も厳しいということだったため、新たにブライダル業界に特化した総合商社になる方針を掲げその準備を進めてきた一年でした。10月にはブライダル保険の代理店になって、まずはノバレーゼを中心に販売。その他にも業務支援システムなど、外部会社のサービスの外販も開始しています。もちろんノバレーゼ本体やグループ会社の商品・サービスも対象。昨年だけでも料理のコンサル、施設デザイン、撮影、コールセンターの受託、ドレス、映像など幅広く提案しました。売上は90%以上がギフトではあるものの、外販によって利益率を高めていきます。」

――総合商社としての展開は、今年以降も非常に楽しみですね。

横田「もっとも、単に右から左へ流すといったことにならないように意識をしています。きちんと当社の良さをプラスアルファしていく形。例えば保険については、当社の運営しているコールセンターが、会場から提供された新郎新婦の情報に基づき保険を案内しています。コールセンタースタッフ10名には、資格も取得させました。当社のシステムを導入している会社であれば、システム内にLPをつけて、そこをクリックすると保険の申し込みや案内の希望日時を受け付けられるようにしています。コールセンターについては外販とのシナジーも生まれますし、例えばレストランやMICEの受付業務にも対応していきます。」

――社内体制も強化しています。

横田「ブライダル特化の総合商社として加速していくために、営業スタッフは増強します。基本的にスタッフは私も含めてノバレーゼからの転籍が多く、Wプランナーやドレスなどに対応していたことで商品の知識もあります。これから商材が増えても十分に対応でき、現場に寄り添った提案も可能。総合商社として取り扱うラインナップも、どんどん増やしていきます。グループのノバレーゼへの導入でトライアンドエラーもできることは大きな強みですし、ノバレーゼと取引したいという場合には当社が窓口になることでお互いにウィンウィンになるでしょう。」

――ギフトの今年の対応はいかがでしょうか。

横田「もう一度ブランディングを見直すなど、再構築は必要だと考えています。業界がカタログギフトに寄っている中で、当社はそれ以外のモノやストリーへのこだわりを追求してきました。感度の高い会場は、そうしたスタンスに共鳴してくれます。商品探しも大切で、日本に入っていないものを独占契約するなど、ラインナップはさらに強化していきます。」

――ブライダル以外の、様々な使われ方も可能ですね。

横田「企業宴会のお土産や、お中元、お歳暮ニーズなども取り込めるはず。これはモノを取り扱っているからこそ可能となります。ブライダル以外のギフトであれば、ホテルメイドのお菓子を数多く入れることもできますし、そうした部分で会場をサポートできる意味合いも出てくるでしょう。会場との組み方も様々な形を考えていきます。」

詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1-11日新春特大号)