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キーマンに聞く

アジア各国への出店強化【プリモ・ジャパン 代表取締役社長 澤野直樹氏】
プリモ・ジャパン(東京都中央区)はコロナ禍でも海外出店を進め、昨年10月にはアイプリモ銀座本店を移転リニューアルした。プロポーズ専用サロンも開設し、2022 年は婚約指輪の取得率アップを目指していく。ニーズの変化などを澤野直樹社長に聞いた。
――ジュエリー業界におけるコロナ禍の状況は。
澤野「2021年度から8 月決算に変えたこともあり、昨年は1 月~ 8 月ベースでいうと、一昨年を上回りました。明確な理由は2 点。1 点目が2020年は4 月~ 5月の反動もあり、6 ~ 8 月が回復したものの通常年の水準には戻りきれていなかったため、そもそもの基準が低かったわけです。もう1 点は、昨年に国内2 店舗、海外4 店舗の出店により増収。雇用調整助成金などの補助金が入らなかったので減益にはなりましたが、ブライダル会場と比べるとジュエリー業界全体売上としては、まだ好調であったと言えます。」 澤野「昨年は、単価アップにも成功。旅行、外出規制が出て、お金を使う機会も減ったことで、婚約・結婚指輪もワンランク上を購入するといったニーズが見られます。アイプリモは平均的であり大きくは変化していませんが、ラグジュアリーブランドのラザールはアッパー層を中心に高額品も売れ、単価は上がってきています。またWEBでの販売も強化し、昨年4 月にはユーザビリティ・利便性向上をテーマに、公式HPもリニューアルしました。」
――中国本土、台湾、香港など海外の出店状況はいかがですか。
澤野「現在、中国本土に19店舗、台湾11店舗、香港4 店舗を運営しています。台湾では、昨年6 月~ 7 月に感染者数が増え、6 月売上が2020年比で30%に落ち込みました。ただ7 月以降は15%ずつ回復していき、昨年1 月~10月は2020年比でも5 %ほど伸びています。日本以上に百貨店文化が強く、路面店があまりない国ですから、1 店舗目の新規参入は非常に苦労しました。接客による差別化を図り、椅子を引く、お辞儀をする、試着の際には鏡を当てて見やすくするなど当たり前に思えますが、海外にはない接客文化を徹底。日本流のおもてなしがSNSで拡散されたこともあり、海外での認知度は着実に上がっています。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月21日号)

