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~GWA2018~新婦と母の気持ちを通じ合せたセレモニー(アクイール風彩の森迎賓館 豊島千紘さん)

~GWA2018~新婦と母の気持ちを通じ合せたセレモニー(アクイール風彩の森迎賓館 豊島千紘さん)

 リクルートマーケティングパートナーズ(本社:東京都品川区)が運営するリクルートブライダル総研は、8月7 日、「GOOD WEDDING AWARD 2018」を開催した。
 今年で第8 回目となる本大会は、498のエントリーの中から、8 名のファイナリストが予選を通過。東京国際フォーラムでの最終審査会に登壇した。業界関係者、専門学生、大会ベスト50名に選出されたプランナーなど約1000名が見守る中、心を込めたプレゼンテーションを繰り広げた。
 グランプリに輝いたのは、アクイール風彩の森迎賓館(鳥取県西伯郡)所属の豊島千紘さん。新婦と母親が、お互いの想いを通わせるためのプランニングが高く評価された。

栄えあるグランプリは、プランナー歴3 年、アクイール風彩の森迎賓館(鳥取県西伯郡)の、豊島千紘さんが獲得した。新婦と母親の、お互いに想ってはいたが口には出せなかったことを通わせる結婚式だった。
担当したのは、家族が大好き、という新郎新婦。新婦は、シングルマザーだった母親の下で4 姉妹の長女として育った。母は自分の服も買わないほど節約しながら、子供たちにはそれぞれ振袖を仕立てるほどの愛情を注いでいたという。そんな頑張る母を見てきたからこそ、長女であった新婦は甘えることができず、自分の気持ちを素直に言葉にすることが苦手だった。打ち合わせ時に、家族に感謝の気持ちを伝えたい、しかしどんな風に伝えればいいのだろうと涙ぐんでいたという。新郎は「新婦の想いが届けられる式にしてほしい」と望んでいた。
豊島さんは、2 人はもちろん、家族にもこれまでの人生を振り返るきっかけ作りをしたいと思った。そこで家族の想いを聞いていこうと、両家に電話。カップルの気持ちを伝えた上で、お互いの実家にわざわざ訪問した。新婦の実家を訪れ、母娘の小さなころの思い出話をした。長女だからと我慢させ、気持ちを口にしてくれないことに寂しさも感じていた母親。「あの子たちとの時間を思い出させてくれてありがとう」と言葉をもらった。いつしか質問に対しての返答ではなく、豊島さんも家族と過ごしてきた時間を辿っていた。
家族の間でお互いに感じていても、言葉で伝えられていない想いがあると感じ、それを通わせたいと思った豊島さん。手を取って、手を繋いで、協力して、相手のぬくもりを感じて心を通わせてほしい。そこで結婚式のテーマは「hand inhand」に決定した。
挙式入場前には家族の写真を使ったサンクスムービーを上映。セリフには、方言をそのまま使用し、リアルな感情を込めた。挙式の最後にはhand in handセレモニーを開催。家族、職場の仲間、友人が、カップルに歩み寄り、「おめでとう」の言葉とともに握手、ハグを交わし、全員のぬくもりを新郎新婦に伝えた。
披露宴では専属カメラマンに扮した新郎が新婦の母を扉の前まで誘導。母が閉じていた目を開けると、4姉妹が思い出の振袖姿で待っていたという演出も取り入れた。
式後、新婦からは「もっと家族を好きになった」と嬉しい言葉を貰った。後日には、母親からの手紙も届いた。そこには「一緒に手をとって喜んでくれた豊島さんのことは一生忘れません」と書かれていた。
コンテストでは、顧客を知る手法を探り、最適な手段を用いて想いを聞きだし、芯の通ったコンセプトのあるプランニングに結び付けた手腕が評価された。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月21日号)