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キーマンに聞く

~特別対談~定着率が高い『長期インターン』(トキノスタンス代表取締役 若林由章氏×アイタンクジャパン代表取締役社長 藤原義人氏)
今後のホテル・ブライダル業界における新卒人材の採用課題は、より一層深刻化することが予想されます。そう言った理由から、新卒採用の川上戦略として長期インターンの活用をぜひ検討してほしいという内容でした。
他業界では既に多くの企業が取り入れている、長期インターンからの新卒採用。今回は、ブライダル産業フェアにも登壇する、長期インターン求人メディアの最大手として5万人以上の長期インターン検討者が登録する求人サイト“キャリアバイト”を運営しているアイタンクジャパンの藤原義人代表との対談です。
若林「長期有給インターンとはどういったものですか?」
藤原「明確な定義はありませんが、ほぼ全ての企業が1 ヵ月以上の期間で実施。雇用形態としては大半がアルバイト(一部業務委託)で、最低賃金以上の給与条件での雇用です。」
若林「長期インターンを活用している企業の目的とは?」
藤原「実施目的は大きく分けて2 つです。1 つ目は『戦力』としての活用、2 つ目は『新卒採用』です。そして、長年事業に携わるなかで気づいたことは、戦力と新卒採用はセットであるということです。」
若林「新卒採用にうまく繋げるポイントはありますか?」
藤原「学生に成長実感を持たせることです。長期インターン先の会社で、全くパフォーマンスを発揮できず、会社や事業に対する貢献実感がない中では、その業界や会社での就職の意識が芽生えるかというと難しい。期間中に少しでも成果を生み出し、成長実感を持つことができるからこそ、就職意欲が高まります。実際に学生の長期インターンの参加目的の大半はスキルアップ・成長目的です。」
若林「学生の成長意欲を生み出すために、企業側が取り組むべきことは何でしょうか?」
藤原「ポイントは、『業務設計』『フィードバック』『チームビルディング』の3 つです。特に業務設計がもっとも重要です。大事な点は、業務のステップを定義することです。」
若林「具体的な事例などがあれば教えて頂けますか?」
藤原「実際に受け入れを実施しているブライダル企業では、受付クローク→ホールスタッフ→親族エスコート→フロアリーダー→施行ディレクションと業務のステップを5 つに定義しています。就業当初は基礎的な仕事から始まり、徐々に難易度の高い仕事や役割を任せていくようなステップとなっています。最終的に、すべてのステップをクリアしていくと、実際に勤務している社員と同様に結婚式の各セクションにおいて担当することも可能です。キャリアに応じたマネジメントや状況判断力などのスキル習得の機会を得ることができます。」
若林「アルバイトやパートでは、キャリアに応じたマネジメントや状況判断力などのスキル習得の機会創出はなかなか難しいことです。教育負荷もそれなりに懸かりますし、将来の新卒として企業側も認識しないと、そこまでのパワーが掛けられないのも現状のブライダル業界の課題のひとつです。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月1日号)

