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連載1《ブライダルのDX成功事例》3分間で理解するブライダルDX入門① 招待状編【TAIAN 代表取締役 村田磨理子氏】

連載1《ブライダルのDX成功事例》3分間で理解するブライダルDX入門① 招待状編【TAIAN 代表取締役 村田磨理子氏】

皆さんこんにちは。ブライダル業界のDXを支援するTAIANの村田です。私たちは日々、ブライダル事業に潜む『ムダ』や『ムリ』を、デジタルのチカラを使って解決する仕事と向き合っています。

これまでの連載から内容を少し変え、ブライダルDXの成功事例を、少しでも皆さんのお役に立てる情報として発信していきたいと思いますので、3分間だけお仕事の手を休めて、お付き合いいただけると幸いです!

連載第1 回目は、『招待状』を使って、デジタル・トランスフォーメーションをしていくというお話です。十数年前ほどから、スマホが登場し、それに伴いSNSが盛んになりました。結婚式の準備に欠かせないアイテム・招待状は最小限だけ作成し、SNSを使って“カジュアル”に、結婚式へ招待するカップルもちらほらいました。

最近では『Web招待状』も台頭してきており、当社のデータでは、およそ60%のカップルが、紙の招待状とWebの招待状を併用しています。

紙ではなくWeb招待状を利用するカップルから見たメリットは…

・招待客リストはスマホの中に存在している

・発送作業が激減

・出欠の返信が早い(平均返信日数およそ5 日※当社商品調べ)

・出席ゲスト名が席次表へ自動連係※自社システムと連携されている場合

・アレルギー情報収集もデジタル化・何通でも送ることが可能

などなど、招待状に(その後の準備作業までも)かかるコストや手間の激減が、支持されている理由でしょう。

カップルにとって、サービス展開されているWeb招待状の中から、どれを利用するかは自由です。

一方で、事業者側はそうはいきません。自社のシステムと連携の取れていないWeb招待状をカップルが選んだ際の労力は、もしかすると紙の招待状の発注より大変な作業になっているのではないでしょうか?

事業者側にメリットをもたらせてくれるWeb招待状の条件は…

・自社システムからお客様名、挙式会場、披露宴会場、時間などの必要データが連携され、自動設定できる

・出席者データが席次表システムに連携されている

・出席者データが今後の事業活動に活用できる仕組みになっている

などが挙げられるでしょうか。しかしこのWeb招待状、事業者にもメリットをもたらしてくれます。

ではここから、実際の取り組みについて紹介したいと思います。まずは自社が導入しているWeb招待状の利用を促すキャンペーンを行い、紙の招待状との併用をお勧めします。もちろん、100%Web招待状でも構いません(事業者としては、持ち込まれたWeb招待状の確認作業のロスや、その後のプロフィットを考慮すると、招待状の原価コストは投資と考えられます)。

打合せの際には、「欠席のお返事が来た場合には、会場のキャパシティの問題で招待できなかった方へ直ぐに送りましょう」、「そもそも何通でも送れるから、会場に余裕もあることだし招待したい方全員に送りましょう」、「遠方なので招待すると負担になってしまうかな?と迷っている方へも送って、判断は委ねましょう」など、都度カップルに説明を必ずしていきます。

実際に3 ヵ月この施策を続け、結果的には1 組の平均人数が9 名アップを達成できた事例も生まれています。カップルのメリットとして挙げた返信までの日数の短さと、何通でも送ることが可能というWeb招待状ならではの特徴を、うまく活用した取り組みと言えますね。

ほかにも、出席者データが今後の事業活動に活用できる仕組みになっている弊社Web招待状を導入し、実際に出席した友人に向けた、マーケティング活動を展開している式場も多数あります。招待状というアイテムを1 つ取ってみても、十分DXは可能なわけです。

今までの常識や当たり前に行っている作業を振り返ってみると、たくさんの“不”があることに気付かされます。かのダーウィンもこんな名言を残していますね!

「強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ。」

デバイスの発展に伴い、スマホが1台あれば大半のことが行える時代になっています。言うまでもありませんが、結婚式の予約や準備も可能です。

当社はWeb招待状や婚礼宴会基幹システムを時代に沿ったシステムに常にアップデートしていき、ブライダル事業に関わる皆さんとともにより良い世界を創造していきたいと思います。次号以降も具体的な成功事例をお伝えしきますので、どうぞお楽しみに。

詳細はブライダル産業新聞紙面にて、9月1日号)