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キーマンに聞く

連載8〔WEB集客 失敗しないためのQ&A〕HP制作前に必要な4Pのあぶり出し【アンドディファレンス 代表取締役社長/CEO 秋山弘毅氏】
Q:自社集客強化のためにHPリニューアルを考えていますが、何を重視すべきですか。
A:これは非常に多い問合せの中の1 つで、いまだにデザインを重視したがる会場もあります。デザイン性を重視してきて失敗しているにもかかわらず、なかなかその幻想から脱却できません。
ブライダル業界はトレンドが注目されがちで、今風を用いたデザインを取り入れたいという前提を持ちやすいと言えます。本来は機能性、効果性を重視すべきなのですが、特にHP集客の成功体験を持たない場合には、知識も持っていないことで、デザイン性ばかりを追い求めてしまいます。
Q:デザイン性の弊害とは。
A:まず、ゴールまで導くサイト設計が無視される可能性が高まります。資料請求・来館予約を獲得する意図を持つべきで、その設計を無視してデザイン性ばかりを求めると、目的である予約に繋がりにくくなります。
また、HPのコンテンツは、結婚式ユーザーの興味・信頼を醸成するのが役割。それを意識して、結婚式の具体的なイメージを伝える設計が大切なのですが、実際には疑似体験のできるコンテンツになっていないことも見受けられます。
Q:効果性を高めるには。
A:ユーザーの購買行動に基づき、HPの設計をしていきます。認知、興味、欲求、記憶、行動の5 つを、HPでいかに喚起させていけるか。特に興味の部分が大切で、ファーストビューの動画や写真を【自社らしい新郎新婦】に届くものにすれば、効果も高まります。この【自社らしい新郎新婦】が非常に重要で、例えばピンクの好きな新婦が多いのに、HPの色が黒基調であると、すぐに離脱してしまいます。それも踏まえて、HPについてもユーザー目線を意識しなければなりません。自社らしさを表現するためにも、制作前にどういう顧客を狙いにいくのかという分析は必須。自社の選ばれる価値、ポジショニングから4 P(Product, Price, Promotion, Place)をあぶり出し、その上でWEB広告運用、HP制作に導いていくプロセスとなります。
トップページですぐに施設情報やプラン・フェアを訴求しているものもあります。興味を高めるためには、憧れを醸成することが大切。その点では、トップではまずコンセプトなどをしっかりと伝えていく設計を考えるべきです。いわばWEB上で一対一の接客をしている感覚で、ページを制作していきます。
その次に、具体的にイメージを伝達。ここで注意すべきは、ページ回遊の導線設計です。例えば料理のページであれば、その段階で欲求は高まっているわけですから、【料理の贅沢試食フェア】のボタンを配置しておけば、より予約に繋がりやすくなります。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月21日号)

