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連載7《ファンを増やすためのエンゲージメント向上》バンケット案内はキャプテンが当日を再現【at-heart 代表取締役 稲岡利彦氏】

連載7《ファンを増やすためのエンゲージメント向上》バンケット案内はキャプテンが当日を再現【at-heart 代表取締役 稲岡利彦氏】

前回に引き続き、館内案内でいかにエンゲージメントを向上させていくかを紹介します。今回のテーマはバンケットの案内で、最も重要なのはキャプテンの存在です。

披露宴ではキャプテンが先導するというイメージが定着しているからこそ、館内案内においてもその臨場感を表現していきます。キャプテンは、プランナーとカップルが一緒にエレベーターから降りてくるタイミングを待って出迎え。バンケットに案内しつつ、自ら責任者であることを名乗りながら2 人とコミュニケーションを図っていきます。

館内案内時には、受付周りも当日施行の装飾が施されているはずです。キャプテンはその日の施行の新郎新婦の話をしながら、何故このような装飾になっているのかを説明。1 時間後には実際に披露宴が行われることも話して、そうした状況でも2 人を迎えているという特別感を与えていきます。

ドアオープンは、その会場の入場スタイルに則って対応。会場内ではキャプテンが先導しながら、メインの新郎新婦のテーブル、さらに両親や友人の席の配置なども説明していきます。最近は結婚式に列席したことがないという人も増えているため、配席の基本を教えていくという意味でも重要。またバンケット内には施行準備のスタッフもいるでしょうから、その時には一旦手を止めて、必ず拍手で迎えるように徹底しておきます。

例えば窓がないなど売りにくいバンケットの場合には、演出をうまく組み込むこともポイントになります。光や映像の演出などは実際に見てもらわなければ、カップルとしても臨場感を感じられません。窓のない会場だからこそ光の演出も映えると伝えれば、その会場ならではの魅力が際立ち、人気のない会場に決定する可能性も高まります。

パートナー企業の協力も不可欠と言えます。カメラマンがいれば、入場シーンやメインテーブルに座った2 人を撮影。その写真を試食時などに渡せば、新規来館も2 人の思い出として残ることになります。またフローリストは、テーブル装花の端材を使って、ミニブーケを制作。それを持って入場体験してもらうことで、特別な価値を提供できます。

カップルオリジナルのウェルカムボードを、バンケット前に飾っておく会場もあります。ヒアリングで把握した情報を基に、サロン係りが制作。印刷してオシャレな額に入れてバンケット前に飾っておけば、効果的なサプライズになります。バンケットの見学までは30分~ 1 時間の猶予もあり、慣れてくれば5 分程度で一枚を作ることも可能。2 人の思い出の場所の写真を背景に、名前を入れたオリジナルウェルカムボードは、会場のおもてなしを表現すると共に、帰り際に来館のお礼としてプレゼントします。

詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月11日号)