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連載5《プランナーの信頼UP困ったときのQ&A》少ない方の家族の不安を解消する選択肢与える【フリーウエディングプランナー 仁藤なお子氏】

連載5《プランナーの信頼UP困ったときのQ&A》少ない方の家族の不安を解消する選択肢与える【フリーウエディングプランナー 仁藤なお子氏】

Q ゲスト数に差がある場合のポイント②

前回に引き続き、新郎新婦それぞれのゲストに人数差がある場合。当日が近づくにつれ、新郎新婦、さらに人数の少ない方の家族は色々と考えを巡らせます。そこで家族も安心するような工夫を提案し、選択肢を与えていきます。

仮に親族控室が分かれている場合、親族紹介を実施するとバランスの違いははっきりと表れますから、あえてしないといった方法もあると伝えます。親族控室が一緒、または控室自体ない場合。一般的に親族の集合は挙式の1 時間前にしている会場も多いですが、15分前に来てもらうようにして、受付を後にしてあげる方法もあります。

挙式、披露宴が始まってしまえば、人数差を感じさせることなく流れに乗っていきます。課題は早い受付以降の待ち時間で、相手の親族がたくさんいるところに例えば2 人だけで待つとなると、当然寂しい気持ちを与えてしまいます。だからこそ受付を後にする配慮は大切。また親のリハーサルが必要であれば直前の時間に来てもらい、その時には親だけでなく家族も一緒に参加してもらう。人数の少ない方の親や家族に対しては、当日の流れを説明しながら不安を工夫で解消できるとイメージさせていきます。

披露宴についても、例えばテーブル対抗のゲームなどを演出に取り入れると、人数の多い方で盛り上がる一方、少ないと疎外感を感じさせてしまう可能性も出てきます。それならば、みんながまんべんなく楽しめるデザートビュッフェの時間を増やす。また新郎新婦も一緒に参加できるような演出を提案します。

人数差については、背景に家族の問題を抱えている以外に、どちらかが遠方というケースもあります。そうなると家族も数人、友人も3 人程度ということも出てきます。遠方からわざわざ来てくれている友人であれば小さい頃からお母さんや兄弟を知っている可能性もあり、その場合には家族席と友人席を一緒にできるとアドバイスするのも良いでしょう。通常、テーブル数のバランスを考えて少ない方のテーブルを増やそうとしてしまいがちですが、2 時間半を友人3 人だけよりも、家族と一緒にした方が楽しい時間になるかもしれません。新婦の席も用意しておき、場面場面で一緒に座ってもらう。家族がいるテーブルであっても、新郎新婦の近くに配置する選択肢も出てきます。

テーブル毎に座る人数差が出てくるのであれば、テーブルの大きさを全て変えてあげてもいいでしょう。他にも席次表を作らなくて問題ないと説明し、新郎新婦が選択できるようにしていきます。プロのプランナーとして、2 人や家族が安心するような内容・事例を交えて伝えます。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月21日号)