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連載29《当日施行力を向上させる サービスのレベルUP》控室スタッフに求められる段取りの説明【at-heart 代表取締役 稲岡利彦氏】
今回は、控室の対応について考えていきます。控室は親族用、来賓用に分かれますが、ゲストハウスなどではサービスアルバイト、またはプランナーの新人アシスタントに担当させているケースも多いかと思います。特に最も大切な親族控室を学生アルバイトに任せるのは、満足度の点で課題もあります。
当日、両親へのサポートについては大切で、そもそも両親は結婚式前で緊張感もあり、さらにその後の段取りをほとんど知らないでしょう。受付を何時からどこで行うのか、親族紹介をどのようにするのかも分からず、さらに祝電のチェックもしてもらわなければなりません。だからこそ控室で両親に対ししっかりとその後の段取りも含めて説明することによって、不安を解消していきます。
最近は挙式・披露宴で両親専属のバトラーを付ける会場も増えていますが、そうであれば会場に到着した瞬間からお見送りまで、全てのサポートを担うべきでしょう。つまり、控室についても両親専属バトラーが中心になって対応すれば、全ての流れを把握しているだけに段取り、説明も明確にできます。
控室をアルバイトに任せてしまっていると、飲み物を持っていくことは出来ても全体の流れを分からなければ当然、その後の段取りの質問に対して回答できなくなってきます。挙式は何分に始まるから何分後に控室を出発するとあらかじめ両親・親族に伝えているのと、その時間が来てから声掛けをするのでは印象も異なります。次にどうなるのか分からない状態では、待たされたという気持ちを生じさせ、喫煙やトイレに行くタイミングも計れないのはゲストの負担となります。
来賓控室に関しても、考え方は一緒です。控室では主賓、乾杯担当のゲストが到着したかをチェック。また主賓のゲストに対しては、リザーブしていた席に案内するといったエスコートも大切です。
来賓控室にもドリンク担当のスタッフがいます。ただ、ドリンクを作って出すだけの人として貼り付けにしてしまうと、受付の時間、挙式の時間を確認したいゲストから聞かれても、案内の仕方さえ分からず明確に応えられない状況になります。
例えば1 チャペル1 バンケットのような施設であれば、その場の担当という配置をするのではなく、ゲストの流れと共にスタッフが移動していくのも一つの手です。控室をスタートに、挙式のサポート、フラワーシャワー、ウェルカムドリンク、披露宴まで一つのグループとして一緒に移動して対応していく。そうした仕組みがあれば、控室のドリンク担当スタッフであっても、その後の流れを理解することになります。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月11日号)

