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連載27《自社運営施設では成約率60% 中小会場の成約率UP》地方中小の生き残る道は一日一回転運営【KAKEHASHI 代表取締役寺田 英史氏】

連載27《自社運営施設では成約率60% 中小会場の成約率UP》地方中小の生き残る道は一日一回転運営【KAKEHASHI 代表取締役寺田 英史氏】

明けましておめでとうございます。2026年のスタートの連載となりましたが、地方中小会場にとってはなかなか厳しい一年も予想されます。大手の波はさらに激しくなり、これからも新規出店は各エリアで続くと考えられます。そうなると中小会場は、どこで一番を取るのか、その勝ち筋を作っていかないと、資金力、組織力もある強大な波に飲み込まれてしまいます。そこで考える2026年のキーワードは、【時間と体験】。地方の中小会場は、それぞれの施設の特性に合った時間と体験を商品化して、大手との差別化を図っていかなければなりません。
連載でこれまでも指摘している通り、地方会場で重要になるのは商品開発。それが唯一の差別化の策となります。大手の波にさらされて施行組数も減少している中小会場も多い状況で、それを逆手に取ったゆとりを武器にした商品を作ることによって、大手には出来ない強みが浮き出てきます。その点では、一日一組の運営に切り替えるタイミングも考えるべきでしょう。
一日一組であれば、例えば料理についても調理場の余裕が生まれ、プリフィックスやフルオーダーの手間をかける対応が可能になります。シェフによるパフォーマンスも同様で、忙しい状況では厳しいわけですが、余裕のある運営であるからこそ出来る演出です。実際に当社の運営する施設では、少人数で年配ゲストのいる場合には、目の前で天ぷらを揚げる、寿司を握るといったライブキッチンを実施していて、満足度も高まっています。こうした体験型のパフォーマンスは、一日に何回転も獲得している会場では出来ないことですから。
新規のフックになりやすく、かつ施行での満足度も高いのがウェルカムパーティー。当社の会場ではウェルカムパーティー時間を45分間取っていて、中にはアフターの二次会もそのままガーデンを貸し切って開催するケースも増えています。一日一組に割り切ってしまうことにより、新たに出来ることは格段に増え、結果として施行の質、満足度を上げることになります。施行の満足度が上がれば、評価は広まり、その後の集客に繋がるという好循環も生まれていきます。
もっとも、いきなり一日一回転に転換するのは、売上面などへの不安も大きいでしょうから、それであれば土曜日は二回転のまま維持しつつ、日曜日だけ一回転にするなどの対応は充分に考えられるでしょう。その効果を測りながら、一回転運営に転換することをおススメします。
もう一つ、一日一回転にしたことで、最近は金曜日の施行が増えています。小規模が多いものの、結婚式のためにせっかく平日に1 日休むのであれば、その分ゆっくり実施したいという意識は高まっています。こうした効果も含めて、無理に二回転を追うのではなく、一回転の割り切った展開を積極的に検討してみてください。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1日・11日号)
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