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連載2〔Web集客入門〕ゼクシィネットの予約率を1.5倍に【賑屋 ブライダル事業部部長 大前友美氏】

連載2〔Web集客入門〕ゼクシィネットの予約率を1.5倍に【賑屋 ブライダル事業部部長 大前友美氏】

 第2回のテーマは、ゼクシィネットです。ゼクシィは紙媒体とWEBがセットであり、紙面で多くの広告を出さないとネットで上位表示はされません。ここ数カ月のコロナの影響で、紙面広告にお金を費やすことが厳しいという声もあります。だからといって紙面広告を控えれば、エリア別の検索でも上位にならず、顧客に見てもらえないため予約数も上がらないことが、多くの会場の持つジレンマでしょう。

そこで必要となるのが、アクション率(予約)を高めること。これが出来れば、仮に紙面広告を削減しても予約は維持され、余った予算をWEBなど他の部分に充てることができます。

実際に当社が集客をサポートした会場の事例ですが、通常は2ページ、繁忙期で4ページを掲載していました。掲載ページ数は変えずに、昨年の11月からサポートを始めたところ、1%程度であったアクション率が1月には1.75%、2月には2.46%となり、A、Sクラスとなりました。
このアクション率を高める上での前提となるのが、レポートの見方とKPI、さらに問題箇所の分析です。具体的な改善策については、次回実例を交えながら紹介していきますが、まずはゼクシィから出てくる詳細のデータをどのように見るのか、問題がどこにあるのかの分析が必須となります。

ゼクシィからのレポートには様々な情報がありますが、基本はトップのPV。ただ、この部分は前述したように出稿ページ数によって上がるため、いわば予算勝負となります。予算を大量に投下できる場合は、トップPV、つまり母数も増やせます。もっとも、より効率的な集客のためにはやはりアクション率が重要で、予算を減らして母数が減っても予約数を維持できます。
アクション率を上げるための3本柱が、フォトギャラリー、プラン、フェアの各ページ。そこで、各ページにどのような課題があるのかを発見していくことが大切です。その指標とも言うべきが、サイトパフォーマンスレポートとプランシートと遷移表です。
一般的な予約までの手順は、トップに来る、フォトギャラリーを見て気に入れば、次に予算が気になるためプランページに訪問。候補会場に入れば、フェアページから予約という流れになります。トップに来た人が、その過程のどこで落ちているのかを分析するためにも、プランシートと遷移表を常にチェックしていきます。会場によっては、この二つのシートをキチンと見たことがないという人もいますが、予約数を上げるためにその過程を把握しなければ改善もできません。

 

サイトパフォーマンスレポートでは、基本情報画面のPV数や総PV数、そしてフォトギャラリーのPV数も分かります。まずはどれだけフォトギャラリーが見られているか、エリア比も含めてチェックしていきます。ここで気に入った人が訪問するであろうプランに関しては、プランシートでチェックします。プランページビューが高まったということは、その前段階にあるフォトギャラリーがユーザーに刺さっていることの指標となります。このプランシートには、一覧のPVとプラン詳細のクリック数が示されています。プラン詳細のクリックがあってフェアページに繋がるため、ここが少なければプランの内容や構成などを変更していかなければなりません。
フェアページの指標については、遷移表の2段目にある3つの箱を見ていきます。トップからフェア一覧画面に、フェア一覧画面から詳細画面に、詳細画面から訪問予約にというそれぞれの段階によって数値が並んでいます。フェアの内容などが予約にまで至る魅力あるものかを分析することができ、その改善によって数値は高まっていきます。例えばいいフェアをやって魅力的な内容であれば、フェア一覧から詳細ページ、さらに予約までの数値は高まっていきます。実際に当社のサポートする会場では、詳細ページから最終予約のCVRに関して、当初のエリア比107%から、わずか2カ月で188%と2倍近く予約をしてくれた人の割合が伸びたわけです。フェアのネーミングや内容などを変更する際にも、この数値に基づいてロジカルに改善していくべきなのです。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、夏季特大号)