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連載19〔Web集客入門〕『作っただけで終わらない!』王道KPI【ミッテ 専務取締役 ブライダル事業部部長 大前友美氏】
最近は、公式サイトで集客したい=自社集客したいという会場が一気に増えています。ところがなかなか効果が出ない、サイト改修をしたのだけれどその後にどう定点観測したらいいのかがわからなといった声も非常に多く寄せられます。自社集客を始めたばかりで、なかなかそこまで手が回らないのも仕方ありませんが、費用をかけたからこそ効果を高めていかなくてはなりません。
そもそも自社集客に関しては、媒体頼りになっていた集客からの脱却、コロナ禍において送客エージェントからの来館予約が不安定になりがち、広告費の右肩上がりが悩みの種、コロナの影響で売上が減少したために広告費を抑えたいといった理由から積極化していくことが一般的です。ただ、同じような考えを持つ会場が増えれば、当然HP集客のマーケットもレッドオーシャン化していきます。
ここ数年の変化として、コロナ禍でサイトリニューアルやHP集客に取り組む会場が一段と増えました。またHP集客に取り組む会場とそうでない会場の、来館数の格差が二極化しています。そこで思い切ってサイトをリニューアル、WEB広告を打ったものの、思った通りになかなか予約が増えないという悩みに繋がっています。
この連載において、全体来館の3 割以上を公式サイトから集めるのが理想的とこれまでも紹介してきましたが、それを成し遂げるためには必要な5 段階チェックと、計測するKPI指標をセットに考えなくてはなりません。今号では、HPが自社集客に効果をもたらすかを知るために、チェックポイントと王道のKPIを紹介します。
①アクセス数は足りているか?費用をかけて素敵なサイトにリニューアルしたとしても、果たして何人に見てもらえているかは常にチェックが必要です。その際には、会場探しをしているユーザー以外の人も踏まれていることを念頭に入れておきます。
王道KPIとしては、ユーザー数(月間)=月間来館目標×150 以上。つまり月来館40が目標の場合は、理想ユーザー数は6000以上となります。ここには会場探し以外のユーザーが含まれていても構いません。
②自然検索でちゃんと発見されているか?GoogleやYahoo!で検索した時に、公式サイトを見つけてもらえているかどうか。この検索エンジンの発見率が低い場合は、その分WEB広告が大量に必要になってしまいます。自然検索の割合として、王道KPIは40%以上。一般サイトでは50%なのですが、ブライダルの場合は指名検索があることも加味しています。
③サイト内でさらに興味・関心が高まるコンテンツになっているか?せっかく公式サイトに訪問してくれたユーザーに、きちんと魅力をアプローチできているか。また、他媒体との差別化がしっかりとできているかもポイントとなります。以上かどうかを確認していきます。この主要ページというのは、挙式・披露宴会場・料理・ドレスなどのページをさします。さらにプランページの閲覧時間についても、2 分以上であるかどうかが王道のKPIとなります。
④トップページからフェア予約へ誘導できているか?トップからの遷移率がどう動いているのかもチェックします。主要ページからフェアページまで、途中で水漏れがおきていないかの確認です。トップPV⇒フェアPV遷移としては、100%⇒20%以上が基準になります。というのも、トップには会場探し以外のユーザーが含まれることが想定されますので。
⑤ 閲覧ユーザーはちゃんと予約につながっているか?コンバージョン率の定義を明確にする上でも、フェア予約フォームからの入力完了率がどうなっているかはチェックポイント。フェア入力フォーム完了率としては、50%以上、コンバージョン率0.5%以上が理想的となります。ちなみに一般サイトの理想は1 %ですが、結婚式は高額商品のため異なります。
上記の指標については、仮に満たされていない箇所があれば、そこはHPの弱み=今後の補強箇所兼課題となります。まずは王道KPIを分析することによって、何をどう変えていけばいいのかを把握していくことが大切です。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1・11日新春特大号)

