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連載16《Do・遠藤正人氏が提唱する 集客力アップのためのクリエイティブ制作》タイムラプス手法を使った15秒動画の反響

連載16《Do・遠藤正人氏が提唱する 集客力アップのためのクリエイティブ制作》タイムラプス手法を使った15秒動画の反響

前回は小型のドローンを使って館内を自在に飛び回る動画の撮影を案内しました。今回は、「タイムラプス」という手法を用いた15秒の動画について紹介します。
タイムラプスとは、長時間の映像を高速再生する技術で、QRで紹介している動画は明け方からの変化を撮影し、それを15秒に凝縮したもの。カメラを1 台固定し、太陽の昇りとともに会場が明るくなる様子を映し出した、シンプルかつ印象的な映像です。編集時間も20分程度と非常に効率的で、手間やコストを抑えながら反響に関しては高い効果を上げています。
この映像をインスタで広告配信したところ、通常1 %を合格点としているクリック率が、大きく伸びました。比較のための映像としてもう一つ紹介しているQRの60秒バージョン動画は、3.5%を記録。一方でタイムラプスの15秒の動画は、13%というさらに高いクリック率をマークしており、潜在層へのリーチにも成功しています。
要因としては、あえて「結婚式らしさ」を排除したことで、結婚に対する明確な意志がまだない層にも自然に届いているからと考えています。そもそも今は、ブライダルに対する明確なニーズを持つ層自体が減っているため、これまでのようにゼクシィやブライダルフェアで量を稼ぐような手法では限界があります。そのため、インスタの広告で潜在層にいかに注目してもらうかは大切になっています。
撮影が手軽であるのも魅力の一つ。編集に10時間以上かかった動画も魅力的ではある一方、今回のように低コストで高い成果を上げられる動画制作は、今後の広告戦略の重要な一手になるはずです。ドローン撮影のように事前に企画し手間をかけるのではなく、簡単なアイデアと工夫で反応を得られる手法だと言えます。
こうした撮影手法は、他業界のアパレル、海外ハイブランドのインスタ動画を参考にしています。ホテル業界であればPlan・Do・Seeやアマンリゾート、NOT A HOTELなどがアイデアに富んだ動画展開を進めています。またタクシー広告の動画を見て、ヒントを得ることもあります。

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月1日号)