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キーマンに聞く

設立10周年を迎える【ISUM 理事 岸原孝昌氏】
昨年10月に設立10周年を迎えたISUM(一般社団法人音楽特定利用促進機構・東京都渋谷区)。結婚式で利用される市販CD音源の著作権・著作隣接権の権利処理、権利料の支払処理を、オンライン上にてワンストップでできるシステム提供により、ブライダル業界の音源適正利用の流れを大きく変えた。許諾楽曲のホワイトリストも約2万8000曲に達し、ブライダルと音楽業界の懸け橋にもなっている。そこで岸原孝昌理事に、現在の利用状況などを聞いた。
許諾楽曲は約2万8000曲
―― 昨年10月に10周年を迎え、ブライダル業界の普及も着実に進んでいるようですね。
岸原「当社のシステムを利用しているのは映像・音響事業者と会場自身になりますが、コロナ禍では一時的に登録数は減少したものの、現在は再び増加傾向にあります。新規参入している事業者の登録も進み、ブライダル企業独自、映像事業者を通じて、大手会場はほぼすべてをカバーできています。コロナ前の申請数は2019年に年間10万件を突破し、現在はそれ以上に増えています。年間利用組数は15万件程度になっていて、披露宴実施数の実数に近づいていることから、普及率も大分高まっていると手応えを感じています。申請で一番多いのはエンドロール、プロフィールムービーの音源利用。ほとんどの結婚式で入ってきています。」
――ホワイトリストの楽曲も順調に増加し、また当初は少ないと言われていた洋楽の定額利用許諾も進んでいます。
岸原「10年で約2 万8000曲に達しました。洋楽が少ないと言われていたものの、海外作品の出版社との交渉も随時進めていて、もともと指値であった楽曲が定額に変わってきています。また、指値で直接申請をすれば使える楽曲を含めると、その数は6000曲。指値は権利者と金額の確認が必要となり、当社の定額利用のワンストップの範疇ではないものの、直接手続きすれば使えるという点でバリエーションは広がっています。」
――CD音源のみだったのに対し、現在は配信音源も使用できるようになっています。
岸原「レコチョク・iTunesで購入可能な配信音源も、音源として使用可能になってきました。こうした楽曲であれば、わざわざCDを買わずに、配信のモノを使うことも可能です。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月21日号)

