LISTEN to KEYMAN
キーマンに聞く

第7回《アフターコロナの人材確保力UP》「脱・配ぜん会」変動時給制でサービス内製化【バリュースタッフ 事業統括本部長 西谷良造氏】
今回のテーマは、「サービス部門の人員確保(時間給のダイナミックプライシング)」と、将来的な「サービス部門の内製化」に向けた動きについて。
まん防解除後の春を迎え、業界にも活況さが戻ってきました。サービス人員の中心となるアルバイトも、今月から履修登録を終えた学生のアルバイト応募が活発な時期。一年のうちで“人が一番動く時期”でもあり、この時期の採用活動の成否が、安定的なサービスを提供できるかどうかにも影響する大切な時期でもあります。
主な人材供給先である配ぜん会も、稼働上昇にともない通常であればこの時期に確保に向け、媒体募集掲載を行うなど、活発な動きを見せる時期ではあるものの、業績低下から掲載企業の数も減少。応募する求職者側のサービス業離れや、他のアルバイトと時間給の差がなくなった影響もあり、応募が減り、必要な定員数の確保に届いていない状況です。
相場より高時給である一部の募集条件を大々的に掲載している配ぜん会社もあり、実は対象は経験者のみ、高時給の対象施設はごく一部といった、いわゆる“釣り広告”も多く散見されます。応募者の希望条件との乖離から業界離れを起こす要因にもなりかねません。配ぜん会だけでなく、雇用主となる式場側にとっても課題であり、以前と比べ一般のアルバイトと時給相場が変わらなくなった配ぜんスタッフ時間給の設定や条件の打ち出し方法にも工夫が必要になってきました。
改善方法の一つとして、『時間給のダイナミックプライシング』の導入が挙げられます。従来配ぜん人の時間給は個々人ごとに固定化されていますが、その日ごとの売上・利益と連動し、繁閑に合わせて時間給を上下流動化させるといった考え方です。配ぜん会社の供給力だけでは確保が困難な現状、将来的な『サービス部門の内製化』を踏まえ、自社のアルバイトの確保から時間給の変動料金制を導入するのも一つ。
人材募集の方法もDX・IT化が進み、その日ごとに仕事条件を変えて掲載でき、応募・採用フローも工数・労力をかけずにできる求人マッチングアプリ等を使えば、ダイナミックプライシングの実装は可能です。弊社の【バリプラ】でも、求人掲載から採用、給与振込などの労務管理までをワンストップで行うことができます。
内製化に向け、全体の70~80%を配ぜん会、残り20~30%を自社アルバイトで賄うという態勢からスタートし、徐々に自社アルバイトを増員定着。最終的には、「サービス部門の内製化」を目指す。将来的な態勢と採用手法に変化を加え、自社での雇用体制を確立することで教育も徹底でき、サービスのクオリティ向上にも繋がります。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、5月1日号)

