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第3回《攻めのDX》成約率80%アップに導いた不動産業界のAR内検事例【TAIAN 代表取締役 村田磨理子氏】
前回まで複数回にわたって「攻めのDX」というテーマで、事例などを紹介してきました。今回は原点回帰し、「攻め」と「守り」の違いを改めて説明しながら、「攻めのDX」としての事例提示およびブライダル業界への転用案を提示していきたいと思います。
まず、DXにおける「攻め」と「守り」の違いですが、「攻め」:AI、IOTなどのIT技術を用いてビジネスモデルの変革およびサービス変革を行うこと、「守り」:RPAやAIなどのIT技術を用いて社内業務フローの効率化を行うことと定義しています。平たく言うと「攻め」は顧客満足を向上させるためのサービス改善としての投資的な側面があり、「守り」は社内のオペレーションコストを削減する側面があるといえるでしょう。
今回はイメージを付けてもらいやすくするために、不動産業界でのAR内検を事例として挙げていきます。
まず、そもそもARとは「Augmented Reality(拡張現実)」の略で、スマートフォンや3Dグラス越しにコンテンツをみると、現実世界に3D映像などの情報が付加されるシステムのことです。ポケモンGOなどが分かりやすい例かと思います。
このAR技術を不動産業界では内見時に活用し、自分の持っている家具(もしくは新規購入する家具)が間取りに合うかどうかを確認できるようになっています。これにより、いちいちメジャーで家具の置き場所を測る手間が省けると同時に、スピード感を重視しながら、リアルに住むイメージをもてることが出来ます。ある会社ではARの導入によって、成約率が80%アップした事例もあるとのことです。
ブライダル業界で他社との差別化要因はハード面:設備の素敵さや料理のおいしさ、ソフト面:ウエディングプランナーのプランニング力が挙げられるかと思います。結婚式のコンテンツを新郎新婦と考えるうえで、もし何人くらいの人がこのバンケットに入り、自分たちはどんな衣裳を着て、式場はどのように装飾され…ということがARによって実現できたらどれほどよいでしょうか。構成されたリアルなイメージをもとに、より過不足なく新郎新婦の思いを実現することもできるのではないでしょうか。
弊社では、他業界での事例をもとにしたDXに関してのアイディア出しも行っております。その新郎新婦だけの特別感を持った式づくりにお役立てさせていただけますと幸いです。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月11日号)

