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現状を把握するため世代別などで分析を【Essentials & COMPANY 代表取締役社長 江口貴彦氏】 

現状を把握するため世代別などで分析を【Essentials & COMPANY 代表取締役社長 江口貴彦氏】 

従業員満足度調査の導入こそ、人的資本経営の基本となる。明星大学の特任教授であり、ブライダル向けコンサルタント会社Essentials & COMPANY(東京都目黒区)の江口貴彦社長は、ES調査導入に向けたサポートを展開している。

「人材教育を進めるにあたって、どこから手をつければいいのか分からないという企業は非常に多いです。まず現状を知ることが何よりも大切。」(江口氏)

アンケート自体は、Googleフォームなどを活用すればすぐに作成できる。江口氏は、10カテゴリー、質問5 目前後の内容を推奨する。・業務内容、人材育成教育に対しての満足度・社風に関して・会社制度評価に関して・ワークライフバランスに関して・心身に関して・コンプライアンスに関して・福利厚生に関して・ハラスメントに関して・総合的な質問というフォーマットだ。各5 点250点満点で算出する。

「参考事例として、250満点中153点という企業がありました。これはつまり、社員の満足度が61.4%ということ。全体の平均だけでなく、部門別やキャリア別でも測定していきます。入社3 年目以内と年配の人を比較すると、前者は50%を切っていて、後者は高い数値になっているというケースも出てきます。年配の人には居心地の良い会社になっているのに対し、若手は居心地が悪いという可能性が考えられます。」(江口氏)

従業員満足度の測定に対し、マネジメント層が知りたくないといった感情になりやすいのも事実。大切なのは、現状に向き合うという意識だ。

「あくまでもポジティブに捉えていくことが必要。61.4%という数値は、多くの企業で試してみると大体平均的だとも言えます。逆に言うと、伸びしろが40%もあるとも考えられる。これはもっと低い場合でも同様で、低いからと悲観するのではなく、伸びしろがあるという意識で取り組めば、最終的には満足度は90%になることもあります。」(江口氏)

質問項目によっても、数値のばらつきも出てくる。項目ごとの満足度を分析・改善を進めていけば、平均値を早く高めることも可能になる。

詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月1日号)