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新連載《集客強化の一手 SNS運用のイロハ》予約に直結する“稼げる”インスタの見極め方【ウィーブ 事業運営本部本部長 太田 大資氏】
多くの結婚式場の抱える共通の悩み、「フォロワーが増えても予約数が伸びない」。これは、目につきやすい「いいね」やフォロワー数といった“見た目の数字”に意識が向き、本来見るべき“予約に結びつく指標”を見落としてしまうことに理由があります。真に成果を生むのは、数字の大きさではなく、ユーザーがどれだけ次の行動に移ったかを示す「行動率」という質にある。そのことを、あるデータで鮮明に示しています。
2025年10月の1 ヵ月間に集計された、同じウエディング領域で運用されている2 つのインスタアカウントを比べてみましょう。ひとつはフォロワー4569人、月間いいね数1万3986件。対してもう一方は、フォロワーわずか38人、月間いいね数は65件にすぎません。表面的な数字だけを見れば、前者が圧倒的に強いと誰しも思うはずです。
しかし、両者の真価を分けたのは“行動率”でした。フォロワー数が桁違いに多いアカウントは、51万5054件を超えるリーチを記録したものの、そこからプロフィールに訪れた割合は2.27%にとどまり、外部リンク、つまり予約導線へのタップに至った割合は0.11%にも満たない水準でした。一方で、数字の規模の極めて小さい方のアカウントは、リーチ数こそ比較にならないほど少ないにもかかわらず、プロフィールへのアクセス率は前者の2 倍を超える5.99%、外部リンクのタップに至っては100倍以上の12.61%を記録しました。要因はただ一つ、ユーザーを確実に“次のステップ”へ動かす力です。ここにこそインスタが本当に“稼ぐメディア”になり得るかどうかを分ける本質があります。
では、なぜ多くの式場が行動を生まないアカウントになってしまうのでしょうか。その理由のひとつは、インスタを「デジタルパンフレット」のように運用してしまっている現状です。美しく整えられたチャペルや料理の写真を並べて紹介する投稿中心となり、「私たちの施設はこんなに美しい」と伝えること自体が目的化してしまっています。そこには、ユーザーにとって最も大切な「自分にとって結婚式の価値は何か」、「今この瞬間に行動すべき理由は何か」が欠けています。きれいな写真だけでは、保存する理由もフォローする理由も生まれず、行動につながりません。
集客の成果を高めるには、「デジタルパンフレット」としての運用から脱し、「予約につながる導線を設計したアカウント」へと転換させること。目指すべきは、リーチや「いいね」といった外見の数字ではなく、プロフィールへのアクセス率や外部リンクへのタップ率といった“行動”を最大化するアカウントです。
そのために求められるのは、すべての投稿を「きれいな写真を見てもらう」という曖昧な目的ではなく、「予約という具体的な行動へ導く」という明確な目的に置き換えること。まずは自会場のアカウントにリーチしたアカウント数、プロフィールへのアクセス、外部リンクへのタップを確認してみてください。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1日・11日号)
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