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キーマンに聞く

新たに押し花加工を開始【プーコニュ 代表取締役 下野浩規氏】
フラワーショップのプーコニュ(名古屋市中区)は、コロナ前から取り組んでいた押し花加工で新事業の展開に注力していく。同時に社員のジョブローテーションや離職者の呼び戻しにも着手。アフターコロナを踏まえた施策について代表取締役・下野浩規氏に聞いた。
――コロナ禍は厳しい状況だったかと。
下野「2020年の前期は2019年比で30%にまで減少。店舗に関しては、おうち時間が増え自宅に花を飾るニーズが高まったことで売上が上がっていました。当社は以前から花の定期便もやっていて、店舗・お花教室ともにマイナスはありませんでした。一方でブライダルが2 ヵ月程度ほとんど動きもなかったためかなり落ち込み、その分全体売上に影響しました。また、従業員のモチベーション低下も課題となり、とにかく仕事を与え、社員一丸となって取り組んでいく動きを重視してきた1 年半。採用を控えた一方、離職者も出なかったのは良かった点です。」
――装花以外の事業で、押し花加工を開始しコロナ禍に急成長しました。
下野「3 年前、今後の経営方針として店舗以外で名古屋を中心に全国展開できる事業を模索していました。そこで、ぶるーむの展開する押し花加工事業を学び、今後は2 社で協力して普及させていこうとスタートしたわけです。結婚式で使用したブーケを回収し、押し花に加工したのち、自宅へ発送する。2 年前から提携しているブラスの7 店舗など一部で提供していましたが、コロナで時間ができたことから一気に営業をかけ、現在は名古屋・大阪・京都・静岡・千葉・三重など、26会場と取引契約を結んでいます。」
下野「押し花加工は技術がいるものなので、社員への落とし込みにも時間がかかります。当時10名だったパートを40名に増員。技術者を増やして、コロナが明けた際にはシステムができあがっている状態を目指しました。現在は注文から5 ヵ月で納品可能ですが、1 個あたりの制作は10日間ほど。押し花の状態にするのに1 週間かかり、そこから彩色、組み立て作業に移ります。受注数は週に60個で、1 個あたりの単価は上代で6 万円。専用HPも作り、装花の再活用であることから、SDGsの取り組みとしての発信も、今後は考えています。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1・11日新春特大号)

