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挙式前後も盛り上げる役目のバイオリン、チェロ奏者追加【デリ・アート 代表取締役社長 加藤友聡氏】
オリジナルの挙式アイテム
牧師、奏者、聖歌隊など挙式関連スタッフの派遣を手掛けながら、会場オリジナルの挙式作りもサポートしているデリ・アート(東京都千代田区)。そこにしかない挙式、そこで使われるオリジナルアイテムを導入することによって、挙式料金の単価アップを実現できる。さらに奏者の対応も、挙式前後を見据えた一つの演出として捉えることで、可能性も高まっていく。
加藤「当社では挙式を作っていく際に、会場のコンセプトを踏まえた特別演出を入れながらストーリー化していきます。そこで必要になるアイテムも、オリジナルで制作して提供。仮にストーリー性はそれほどない場合でも、例えば木目調のチャペルが特徴的な会場であれば、結婚証明書も木製にする。ラグジュアリーな会場であれば、ガラスで作るなど、タイプに合わせた提案をしています。会場としてはそれを使うだけで挙式のオリジナルアイテムとしてPRでき、例えば15万円だった挙式料金を20万円にまでアップしているケースもあります。アイテム自体は5000円~ 2 万円ですから、利益面の効果も大きいです。」
加藤「挙式で最低限必要な人員は牧師とオルガン、聖歌隊2 名の4 名態勢。ここにプラスアルファで楽器を足していけば、それも単価アップになります。ただ私の経験からすると、新郎新婦にプラスで他の楽器を入れませんかと販促しても、なかなか売れるものではありません。考えられるのは、まず二つのパターンを作る。スタンダードは最低限必要な4 名態勢で、もう一つのパターンとしてここにバイオリン、チェロの演奏を加えておきます。このプラスアルファで入れたバイオリン、チェロの奏者は、挙式時だけでなくその前のゲストが集まった待合い、さらにフラワーシャワーを盛り上げる演奏にも対応することで受注率も高まっていきます。ゲスト満足度にも影響しますし、挙式前後のシーンの盛り上げ役になりますから。」
加藤「こうした提案は、打合せだけでなく実際に見せてイメージを高めていくことも必要。新規、成約者向けのブライダルフェアなどで、挙式前後の演奏の雰囲気を新郎新婦に感じてもらえれば、後々販売もしやすくなります。会場によっては販促用のツール作成を依頼されることもありますが、ツールだけではイメージも伝わらずなかなか難しいでしょう。」
加藤「会場独自の証明書や、新郎新婦オリジナルで曲を作成する、また挙式前後の演奏提案については、例えば成約者向けの試食会前後に事前挙式リハーサルを設けそこで対応することにより、受注も高まり単価アップの可能性も出てきます。もちろん当社としては人を出す必要があるためその分費用はかかるものの、会場側のメリットは大きいはずです。タイミングも含めて、まだまだ提案の余地は数多いと考えています。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、3月21日号)

