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キーマンに聞く

夏にはバーベキューを開催【アルカディア 代表取締役社長 大串淳氏】
『施設の感染対策を整えたからこそ、自信をもってイベントを開催する』。そう話すのはアルカディア(本社:福岡県久留米市)の代表取締役社長・大串淳氏だ。昨年7月には、施設内のガーデンを使ってバーベキューイベントを開催した。コロナ禍でどうしたら結婚式を開催できるのか、新郎新婦、親族、ゲスト、3者それぞれの立場に立って考え続けた1年だった。誰もが楽しむウエディングにこそ未来がある、その取り組みを聞いた。
大人数を呼んで宴会を開く大切さ
――アルカディアが施設を展開している九州は、施行の戻りにも地域差があるようですが。
大串「首都圏は10月以降施行の戻りが70%以上と聞いていましが、九州・福岡ではまだ50%ほど。それでも200名規模の結婚もありました。ただ、11月から感染者数が急増したことで、延期が増えてきました。」
――新郎新婦、親族、ゲスト、に納得して式に参加してもらえるよう、早期から式場の感染対策に注力しました。
大串「感染対策商品を揃えるために、公的補助をフル活用。全店合わせ1000万円ほどを受給し、体制を整えることから始めました。推奨されている飲食店用の『安全ステッカー』も発表と同時に取得。当社の取り組みを写真に撮って、まずは新郎新婦にそれを見せながら説明していきました。次の段階として、両家の家族に向けて感染対策の状況を見てもらうための説明会を開催。8 月~10月までの毎週土・日曜日に開催し、施行予定だった約90%の家族に来館してもらい実際に会場を案内しました。換気の徹底や天井が高いこと、不安であれば屋外の演出にも対応するなど。最後の段階が、ゲスト向けの案内。このような状況で式をするのかと思われないように、会場の感染対策を多くのマスコミに取材してもらい発信をしてもらいました。」
――実際にイベントを開くことで、大人数が集まれることも示したそうですが。
大串「徹底した対策に努めてきたからこそ、私達自身がパーティを開催しなくては、新郎新婦に対して式をしても大丈夫でということを自信をもって語れません。7 ~12月まで、各店舗で数多くのイベントを企画してきました。夏シーズンは、各店舗のガーデンでバーベキューを開催。コロナを不安に感じていたことで周りのホテルでは催し物を控える傾向にありましたが、あえて開催することで予想以上の集客となりました。11月には、ボジョレーヌーボーの解禁イベントを例年通りに実施。例年でも約250名が参加しますが、昨年は100名限定にして3 回開催したところ、全てが満席の大盛況となりました。イベントを開催し、感染対策を見てもらうことで、結婚式を検討しているカップルの後押しにもなっていると感じています。先日は佐賀県の山口祥義知事が、『アルカディアSAGA』で商工会議所のパーティを開催しました。感染対策が万全であるため安全にできたと評価もされ、『宴会需要を盛り上げましょう』という力強い言葉ももらいました。」
――第1波の時にも、スピーディな対応を進めたそうですね。
大串「熊本に新店をオープンする予定があったことで、金融機関やコンサルタントとその資金調達の打合せを進めていました。2 月からコロナの影響はどの程度のものか、短期、中長期、さらにはもっと最悪の場合はなどいくつものシュミレーションを重ねていたことで、熊本は中止にしたものの4 月上旬には融資が完了しました。ただ当時は、全店で800組の新郎新婦の施行が決まっていました。そこで、どうすれば結婚式が出来るかの感染対策も、とにかく早く手を付けていきました。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1、11日号)

