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若草山の新ホテルは順調に推移【ディライト 代表取締役社長/CEO 出口哲也氏】
コロナ禍ではありながら、6月に奈良の『ANDO HOTEL奈良若草山』、7月に福岡・天神の『WEEKED HOUSE』をグランドオープンし、レストランもリニューアルするなど、次々と計画を進めてきたディライト(本社:奈良県奈良市)。順調に躍進する中で、代表取締役/CEO・出口哲也氏は企業理念【喜び上手 喜ばせ上手】に立ち返った1年だったと語る。この状況下で何ができるか。感染者受け入れのホテルに使ってほしいと自ら手を挙げたほか、ブライダル各社とともに、様々な理由で挙式が叶わなかったカップルにセレモニーをプレゼントするキャンペーンも実施。人を幸せにする創造企業と話す、出口氏の想いに迫った。
コロナ禍で奈良にホテルを開業
――昨年は厳しい一年でした。
出口「秋シーズンの施行は、それほどダメージを受けずに済みました。11月上旬に感染が再び急増しましたが、少人数でも開催したいと考えるカップルが多く、キャンセルや延期はさほど多くありませんでした。60名ほどの少人数を推奨している会場、東京・広尾の【旧石丸邸 ガーデンテラス広尾】は好調に成約も推移しており施行率も高く、190組近い施行を目標にしています。一方、早いうちにインバウンドをターゲットにしたレストラン3 店舗はクローズしました。来期の売上は70億円、23年3 月期に、100億を目指していきます。」
――コロナ禍でしたが、5 月にANDO HOTEL 奈良若草山をプレオープンしました。
出口「建築費も相当かけたため、返済も含めて不安は大きくのしかかっていましたが、コロナ後に大きく飛躍できる施設だと確信していましたし、社内に盛り上がりを見せることが出来ました。オープン当日に、『コロナ禍ですが開業します。閑古鳥が鳴いています。』とツイートでしたところ話題となり、県内の人がサポートしてくれました(笑)。宿泊稼働率も好調です、婚礼についても今年は200組以上の施行を目標にしています。」
――ディライト緊急事態宣言も出したそうですね。
出口「4 月から順次店舗の休業を発表していった時期に、社員300名に向けて出したのが【ディライト緊急事態宣言】です(笑)。厳しい経営状況を把握してもらうために発信したのですが、意図せず不安にさせてしまったようです(笑)。そこで、『ブライダル業界の魅力や、私達の仕事の可能性』について、思いを綴った手書きの手紙を贈りました。私自身の前に進み続ける姿勢を見せたことで、今は何をすべきかという当事者意識が従業員にも芽生え、強固な組織になったのではないかと考えています。また、CSRについても、関西圏でコロナ感染者が急増し病床が足りないという時に、開業前の『ANDO HOTELを使ってください』といち早く手を上げました。当社としては、大変なときだから助け合おうという姿勢を第一に考えました。」
――今後は運営受託に注力することも掲げています。
出口「もともと新築ホテルを次々に仕掛けていこうと事業戦略を練っていたのですが、方向転換し、運営受託でホテル、ウエディング、レストランなどを手掛けていくことにこの3 年間は注力していきます。また、コストをかけず、新たな売上を創出する仕組みが求められていることもあり、それに対応できる本部機能の強化は進めていかなければなりません。現場に関しては、ブライダル以外でも高いパフォーマンスを持っていると思っていますが、そこをフォローアップするためのコールセンター、様々なビジネス展開を支える営業企画、さらにWeb周りの対応なども構築していきます。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、1月1、11日号)

