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キーマンに聞く

全員集客担当【クレ・ドゥ・レーブ マーケティング企画部マネージャー 山下琢也氏】
緊急事態宣言が明け、秋の施行シーズンの到来とともに新規集客も戻ってきているという声が聞かれる。人気会場では、宣言明けを待っていたかのように飛び込み来館も出ているようだ。このままの感染状況が維持されれば、年明けシーズンの集客にも大きな期待ができ、今からその準備が問われてくる。同時に必要になっているのが、成約確度の高い集客をいかに増やせるか。完全回復にはもう少し時間がかかるからこそ、限られた集客母数を確実に獲得することが求められ、そのために集客段階からのファン化を進めていかなくてはならない。今号では集客面で好調な会場の実例と共に、プロの視点から様々な手法を紹介していく。
【ググる】、【タグる】の強化
2019年と比較しても、成約率の向上によって成約数が95%にまで回復しているクレ・ドゥ・レーブ(神戸市中央区)。成約率アップの施策以外に、いかに成約見込みの高い集客ができるかが重要になってきているとマーケティング企画部マネージャーの山下琢也氏は語る。若者の検索傾向である【ググる】、【タグる】の両方を踏まえて、集客導線に致る【面】を貼ることが必要となってくる。そのためにも全スタッフに対して集客にどうかかわっていくのかの【全員集客担当】を導入し、来年に向けて評価制度の策定も進めている。
「情報紙、口コミを含めてお金をかけていくのはもちろんですが、それだけでは母数が上がらない中で成約数を維持するためには、事前に会場を知ってもらうファンづくりが必要になっていると感じます。最終的なコンバージョンはゼクシィであっても、実際に予約を取ったタイミングで何を見て来館したのかがポイント。当社ではアンケートも実施していますが、現在はゼクシィが65%、HP47%、インスタ25%で1位から3位を占めています。認知の時点でインスタを含めたSNSが40%にまで高めることが目標で、そうなればより期待値の高い集客ができ、結果として成約数も獲得できるはずです。」(山下氏)
同社ではマーケティングチームを発足して数字を追ってきたわけだが、インスタに関しては現在レストランやカフェ、さらにプランナーのアカウントを含めると35を運用している。施設に3~4ある計算だ。THE SORAKUENのシェフも運用しており、休みの日に産地や農家を訪問しどんな料理を提供しているのかを配信。フォロワー数も1000名に達し、個人のアカウントとしては社内で2番目に多い。フォロワー1200のプランナーのアカウントの場合、DMで予約が入ることもあり、そうなれば成約率も100%だ。
アカウント運用に関して、個人で対応する際にはブランディングも重視している。同社ではスタッフに研修を実施して、写真の修正のアプリを統一し、カラーも合わせるようにしている。引きと寄りをバランスよくするなど、投稿のポイントを研修することで、特に若いスタッフの吸収は早い。今後はパーティレポートもインスタになるだろうとみている。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、10月21日号)

