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キーマンに聞く

・連載4・成功例から学ぶ《エスクリの強さの秘訣》『ウエディング・テック』の推進 経産省の認めるDX認定事業者に【エスクリ 人財統括部統括部長 プランニング統括部 統括部長 種村陽子氏】
今号は、ウエディングとテクノロジーを掛け合わせた『ウエディング・テック』について、お話したいと思います。
当社は今年6 月、経済産業省の定める『DX認定事業者』に認定されました。現在はDX戦略の3 本柱として、1 )デジタルを用いた新しいウエディングの創出、2 )デジタルを用いたウエディングビジネスの生産性向上と働き方改革の実現、3 )デジタルを用いた社会的責任の遂行と企業価値の向上を掲げています。
1 つ目の『新しいウエディングの創出』ですが、当社は『アニクリ』という自社システムを開発し、顧客データを一元管理しています。カップルの居住地をはじめ、来館動機、どのタイミングでどのアイテムを提案し受注に至ったのかなどもアニクリで管理。また、結婚式Live配信サービス『アニクリLive』や、ご祝儀をオンラインで決済できる『アニクリWEBご祝儀』も開発し、利便性向上を図っています。
では、2 つ目の生産性向上と働き方改革の部分はどうか。『アニクリ』の開発は約10年前になりますが、スタッフやカップルがスムーズに準備を進められるよう適宜機能を向上してきました。ここ最近の大きな変化の1 つが、全アイテムのデータマスタ化。例えばエクセルなどで見積もりや発注書を作成する場合、その都度商品名や数量、金額を1 つずつ手入力する作業が必要です。一方で、アップデートしたアニクリは、当社で使われる結婚式のアイテムを全てマスタ化。アイテムを選ぶだけで瞬時に金額等が反映され、価格入力ミスの防止や、時間短縮にも繋がります。
デジタル化や一元管理が進み、オンラインでも対面同様のパフォーマンスを担保できる環境が整ったことで、当社では『フル・オンライン・パッケージ』という新たな取り組みも行っています。打合せを全てオンライン化することで、今までは難しかった遠隔でのプランナー業務も可能。現場経験を積んだメンバーに対し、ライフステージが変わってもキャリアの選択を狭めない働き方を提示できるようになりました。 3 つ目の『社会的責任の遂行と企業価値の向上』は、スマートカタログの活用や、紙媒体による情報交換や保管の廃止など、ペーパーレス化も促進中。顧客情報は紙で管理という企業も耳にしますが、情報を守る為にも、クラウドでのデータ管理は重要です。また若手スタッフの教育も、現在はオンデマンド等を活用しながらセントラルで管理。現場の工数削減にも繋がっています。
『ウエディング・テック』は、当社が培ってきた強みの1つ。今後も磨きをかけ、様々な面でメリットを生み出していきたいと考えています。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月11日号)

