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チャペルでの打ち合わせも【aedam wedding エグゼクティブプランナー 仁藤奈甫子氏】

チャペルでの打ち合わせも【aedam wedding エグゼクティブプランナー 仁藤奈甫子氏】

 リクルートブライダル総研主催の『GOOD WEDDING AWARD』で、昨年グランプリを獲得したaedam wedding(愛知県豊橋市)のエグゼクティブプランナー・仁藤奈甫子氏。プランナーキャリアは20年を超え、現在は他社の若手プランナーから寄せられる、様々な相談にも応じている。長いキャリアの中で出産や子育ても経験し、両立しながらブライダル一筋で歩んできた仁藤氏。悩むことの多い2、3年目の若手スタッフに、業界の先輩として何を伝えたいか。単価アップに繋がる接客のポイントなど話を聞いた。

学んだことを返す2年目
――22歳からブライダル業界に入り、キャリアは20年。プランナー一筋で現在も現場に出ているほか、GOOD WEDDINGAWARDでは昨年のグランプリだけでなく、過去にも入賞を果たすなど第一線で活躍し続けています。こうしたこともあり、他社のプランナーから相談を受けるケースも多いそうですね。
仁藤「特に2 、3 年目の若手から『ちょっと話を聞いてもらえますか?』とインスタなどで声をかけられることも増えました。実際にこの世代は入社時点で既にコロナが蔓延しており、そもそも結婚式自体の開催数が少なかったタイミング。昨年秋からは施行が一気に戻った式場も多く、その多忙さから疲れてしまったり、悩んでしまったりという、環境自体が少し“イレギュラー”と言えるわけです。また、仕事自体は慣れてきた頃ですが、人間関係や自分のスキルなど、様々な悩みにぶつかるタイミングと言えるでしょう。」
――業界の離職率も課題となっていますが、仁藤さん自身が若手だった頃はどのようなモチベーションでしたか?
仁藤「当時の私はとにかく、『新郎新婦の希望を全て叶えたい!』という想いが強く、会社のやり方などに不満を感じてしまうこともありました(笑)。長くキャリアを重ねてきた今だからこそ思うのは、できれば2 年は働いてみる必要があるのではと感じます。入社したということは、少なからず会社の何かに惹かれて入ったわけですから。また、先輩たちが時間をかけて色々なことを教えてくれているのも事実で、まずは1 年間しっかり勉強し、次の1 年で、受け取った分は“返していく”べきとも感じます。」

空き会場で接客
――離職率を下げるためには、やりがいを感じられる環境は重要かと。そのためには結果を残すことも求められます。
仁藤「接客スキルや提案内容に悩むこともあるかと思いますが、若手でもトライできる簡単なポイントはいくつかあるかと。例えば、打合せをする場所。基本的にカップルとの打合せは、婚礼サロンでやるケースが大半かと思いますが、もしバンケットやチャペルが空いているのであれば、そこを使ってみるのもオススメ。成約後は単価アップが求められるわけですが、『これを買ってください』と言うだけでは、カップルにはもちろん響かない。その商品・サービスを導入している当日のシーンを、カップルに具体的にイメージしてもらえるかが重要と言えるでしょう。」
仁藤「例えば平日夜の打合せでチャペルが空いており、そこで打合せをできれば、挙式当日のシーンを視覚的にもイメージしやすくなります。キリスト教式の場合、基本的に式の最中カップルは前を向いているので、ゲストの表情がどうしても見えない。そこで、『お二人の門出を嬉しそうに見守るゲストの表情を後々見られるようにするためにも、ゲストの方向を向いたこの場所から撮影するビデオを入れてみませんか?一生の思い出になりますよ』と提案しやすくなるわけです。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月1日号)