LISTEN to KEYMAN
キーマンに聞く

まだ手はある!プロダクト&テクニック単価UP《第5回 商品開発》感覚から脱却する商品開発で単価を上げる【ワイケープロデュース営業部部長 猪股 進氏】
これまで、市場の二極化に伴う写真・映像商品の現状、単価アップに不可欠な商品の本質的価値、そしてその価値を届けるためのマインドセットについて伝えてきました。今回は、それらを実際の“かたち”として具体化する、商品開発に焦点を当てます。
単価向上のためには既存商品のブラッシュアップや新商品の投入は欠かせません。しかし、闇雲に商品を増やしても、情報感度の高い今の新郎新婦には響きません。さらに、商品数や仕様は長尺記録映像に対して忌避感のある一方、短尺ダイジェストやゲスト参加型コンテンツへの関心は高く、この違いを踏まえた商品構成が求められます。ただし、単に流行のショート動画を取り入れるだけでは、単価は下がるだけになってしまいます。重要なのは、単にトレンドを追うのだけではなく、既存の商品が持つ不変の価値と、新しいニーズの持つ瞬発的な価値を、いかにして共存・共鳴させるかという全体設計です。さらに、商品開発にはアンケートだけでなく、日々顧客と接する現場の声を取り入れることも欠かせません。徹底した顧客視点とエビデンスを軸にして、価値の理由が明確な商品を生み出す姿勢こそ、単価向上への最短ルートといえるでしょう。が変わるほど現場の負荷も大きくなるため、慎重な開発が求められます。必要なのは、作り手の感覚ではなく、確かなエビデンスに基づく企画です。根拠を持った商品であればこそ、販売側に「腹落ち」も生まれ、正しい価値を届けられるようになります。
当社では、新郎新婦向けアンケート調査を実施しました。単価向上を阻む要因として現場で最も多く聞かれる「予算に見合わなかった」という声。実際、記録映像を依頼しなかった理由の半数以上がこの回答でした。これをそのまま受け取って、安価な商品をつくることが正解とは限りません。深く読み解くと、顧客は映像に「クオリティ」を、アルバムには「特別感」を強く求め、「予算がない」のではなく「提示された価格に価値を感じられなかった」ことが真の課題と分かります。
この課題を解消する鍵は、感覚的な企画からの脱却です。アルバム開発においては、なぜデータではなく“モノ”なのかという本質に向き合い、「手元に残る安心感」や「質感への欲求」という顧客インサイトを、耐久性・素材・デザインといった具体的なスペックへと変換。価格の理由を、明確に示す必要があります。
映像商品についても、変化する顧客行動への対応が鍵となります。調査でこれまで、市場の二極化に伴う写真・映像商品の現状、単価アップに不可欠な商品の本質的価値、そしてその価値を届けるためのマインドセットについて伝えてきました。今回は、それらを実際の“かたち”として具体化する、商品開発に焦点を当てます。単価向上のためには既存商品のブラッシュアップや新商品の投入は欠かせません。しかし、闇雲に商品を増やしても、情報感度の高い今の新郎新婦には響きません。さらに、商品数や仕様は長尺記録映像に対して忌避感のある一方、短尺ダイジェストやゲスト参加型コンテンツへの関心は高く、この違いを踏まえた商品構成が求められます。ただし、単に流行のショート動画を取り入れるだけでは、単価は下がるだけになってしまいます。重要なのは、単にトレンドを追うのだけではなく、既存の商品が持つ不変の価値と、新しいニーズの持つ瞬発的な価値を、いかにして共存・共鳴させるかという全体設計です。
さらに、商品開発にはアンケートだけでなく、日々顧客と接する現場の声を取り入れることも欠かせません。徹底した顧客視点とエビデンスを軸にして、価値の理由が明確な商品を生み出す姿勢こそ、単価向上への最短ルートといえるでしょう。
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、12月11日号)。

