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《Yumi KatsuraのTalk Session》東洋人のためのドレスへの挑戦【桂由美氏×Allen Shi氏】
今回の桂由美氏の連載企画【Talk Session】のゲストは、16面で紹介しているユミカツラインターナショナルとパートナーシップ契約を結んだ、THE JIAHAO GROUPの董事長Allen Shi氏。桂氏のウエディングドレスの中国国内での展開を一手に握ることになるJIAHAO GROUPであるが、どのような位置づけで対応していくのか。さらに桂氏も今回のパートナーシップによって、ドレスのみならずこれまで進めてきたシビル、アニバーサリーウエディングの中国展開を期待している。お互いの未来図を語り合った。
中国との交流は36年前~
――中国との交流は36年前からということですが。
桂「1986年です。ビジネスを展開していこうという考え以前に、あくまでも文化交流として進めてきました。ウエディングの理想を日本で実現したこともあって、それをアジア全体に広げるためにも東洋の大国である中国とはより深い交流が必要だと考えたわけです。当時、日中友好協会の理事だった人から、北京でファッションショーを開催して欲しいという相談を持ち掛けられ動いてみたものの、生地メーカーなどに話をしてもビジネスとしてはまだ10年早いと言われたものです(笑)。ちょうどレインコートだけでなくカジュアルウエアの製造を開始していた三陽商会が非常に興味を持ってくれたことで、1 部は三陽、2 部はユミカツラのブライダルドレスショーを開催することができました。ただ中国では、こうしたファッションショーは初めてということから、大変なこともありましたが(笑)。例えばステージのカーペットはグリーンかレッドしかない。派手な絨毯はファッションショーにそぐわないため、日本からわざわざ捲いたものを4 本持ち込みました。1500人収容の会場だったのですが、リハーサルの時に人を入れたいと突然言われたことも。リハーサルですからモデルたちはメイクもしてないですし、当然反対なわけです。ところが外を見てみると、多くの人が入場したいと何重にも並んでいる。モデルを説得して急いでメイクをしてもらい、リハーサルシーンだったのですが入場してもらいました。そうしたこともいい思い出です(笑)。」
――ショーが盛況だったため、中国ではその後も継続して開催してきました。それに伴い、Yumi Katsuraのウエディングドレスの知名度も中国国内で高まっていったわけですが、Allenさんは桂さんのことをいつから知っていたのでしょうか。
Allen「Yumi Katsuraは最初に中国に進出してきた国際的なウェディングファッションブランドの代表であるため、もちろん名前はかねてから知っていました。桂由美先生に初めて会ったのは、2019年のファッションショーです。Bund22(Yumi Katsuraの中国旗艦店が入っていた施設)のオーナーで友人でもあるMichelleさんが、オートクチュールブランドのショーを開催するということで、私も協力しました。桂先生も現地に来ていたのですが、ショーの演出や指導などで非常に忙しかったこともあって、コミュニケーションをとる時間はほとんどなかったものの、とにかくブランドに魅了されました。その後、Michelleさんから桂先生を紹介してもらえるということで、2020年にJIAHAO GROUPの本部に招待しました。ミーティングを通して深く交流を重ねていくうちに、桂先生には私たちのグループをとても気に入っていただいたようで、それは本当に嬉しかったですね。」
コロナ禍でペンディング
桂「2020年2 月に東京で開催したYumi Katsuraの55周年のショーにも、社長をご招待し直接見てもらう予定でした。その時点でパートナーシップ提携を前提にしたテーマや方向性なども話し合い、それからスタートするというタイミングだったのですが、世界的にコロナの感染拡大となり来日は出来なくなり、一旦ペンディングになってしまったのです。この2 年間は、早くスタートしたいと常にジリジリしていました(笑)。」
Allen「2 年間はコロナの感染拡大によって、私たちの会社でもビジネス戦略を迅速に調整し、オンラインのプロセスやインターネットプラットフォームの整備を早急にアップグレードすることに集中していました。そのおかげで、コロナの影響を和らげる効果として役立ったわけです。今年に入ってから、改めて市場やブランド企画を慎重に検討し、プロジェクトを担当する中国のチームを選定出来たことから、今回正式に提携をリリースすることが出来ました。」
――パートナーシップ提携の具体的な内容については。
Allen「中国の公式プレスリリースでは、今回の提携を『伝説的』かつ『卓越的』なコラボレーションと表現しました。伝説的と言うのは桂先生がレジェンドだという意味で、一方、卓越的というのは、業界における私たちJIAHAOの位置づけと考えています。将来的には、私たちJIAHAO GROUPが桂先生の美学精神を継承し、中国国内でのYumi Katsuraブランドの製品設計、製造、ブランド管理、マーケティング、小売り、卸の全権を持って進めていきます。またブライダルファッション以外に、その他のウエディング関連サービスやファッション関連商品にまで展開できると期待しています。私が絶対的に自信を持っているのは、中国で数少ない総合ブライダルグループ会社のトップとして、中国本土の40以上の都市で事業を展開しながら、毎年約50万組の顧客にサービスを提供していることです。また、グループの各ブランド事業は、ロサンゼルス、パリ、シンガポール、クアラルンプールなど、世界各地へと徐々に拡大しています。私たちの中国および海外におけるパワーについても、この提携によりさらに大きくステップアップすると信じています。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、7月1日号)

