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《Yumi KatsuraのTalk Session》半日に達する結婚式【桂由美氏×近藤養造氏】
一組毎にオリジナルな結婚式を一から作りあげ、高い顧客満足度を背景に紹介率は60%に達し、運営する会場ではワンバンケットながら250組を獲得している創和プロジェクト(札幌市中央区)。同社の創業者であり、独自の結婚式スタイルを展開してきたのが、会長の近藤養造氏だ。桂由美氏の対談企画【トークセッション】のゲストに近藤会長を迎え、日本の結婚式スタイルの新たな可能性を語りあった。(今号は前編、9月1日号に後編を掲載)
単価は相場の1.8倍
桂「日本のパーティスタイルはもっと楽しむものであるべきと、常々疑問を抱いていたのですが、ブライダル産業新聞の記事を見て創和プロジェクトが面白いウエディングパーティをしているということで興味を持ちました。一組毎にオリジナルで作り上げていくパーティは、非常に魅力的ですね。」
近藤「当社の結婚式に興味を持っていただいて嬉しいです(笑)。オリジナルのパーティスタイルが評価を受けて、1 バンケ250組を20年間続けています。また、北海道は会費制で単価も安いのですが、当社は相場の1.8倍の単価になっています。結婚式は安売りをしてしまうと終わりだと思っています。安くして集客するということは、会社として目先の売上や利益を作れますが、スタッフにしても内容にしても質をどんどん下げてしまうこととなり、結婚式がつまらないものになっていきます。結果としてそれは顧客満足度に跳ね返るため、自分で自分の首を絞めてしまうような行為だと。だからこそ、低単価で顧客を呼ぶようなやり方はしないと、最初からそこにこだわってきました。桂先生のドレスとも共通するのかと。」
桂「儀式の部分と披露パーティは全然違うと思うのですが、どちらの演出にもこだわっているのですか。」
近藤「結婚式場として、挙式の内容やそこでどんなメッセージを送っているのかも大事だと感じます。挙式部分は牧師に任せっきりにして、披露宴に関わればいいだろうと思っている人も多いようですが、挙式とパーティは一体で、新郎新婦が主役のそれぞれのドラマを作っていくものだと。実は私は高校時代に演劇とか映画の世界に憧れていたのですが、結婚式はすごく似ていますよね。だからでしょうか、挙式で毎回聖書からの同じメッセージを話し、しかも誰にも同じ質問をしていくということにものすごく違和感があり変だなと。当社の牧師先生には、2 人だけに向けたオリジナルのメッセージをお願いしています。そのためには2 人のことを知らなければなりませんから、事前に2 時間程度、新郎新婦と牧師夫婦の4 人で牧師の奥さんの手作りのクッキーを食べながら話をする場を設けています。また、牧師が“新郎新婦“と呼ぶことにも違和感があって、必ず名前で呼んでもらうようにもしています。それ以外にも、挙式でも他とは違ったものを最初から目指してきました。」
3回転の仕掛けづくり
桂「私が考えているのは、挙式は厳粛にやるべきである一方、披露宴はもっと自由で楽しむものであっていいのではと。本来であればパーティは終わりに近づくほど華やかになっていくのですが、日本の披露宴は最後に花嫁からの手紙、花束贈呈でしんみりした時間を演出します。まるで披露宴終了の合図みたいになっていますし、もう少し違うやり方を考えられないだろうかと思います。」
近藤「感動的なシーンなのでもちろんやるべきだとは思いますが、パーティの最後に入れるかどうかは工夫の余地があります。当社の2 番目に作った会場は、食事をする場所と、その後に立食をしながらゲスト全員で盛り上がれるようなスペースを別に作っています。食事は着席でコース料理をゆっくりと食べもらい、その後に新郎新婦と一緒に肩を組んで写真を撮り、ダンスやゲームで楽しむ。要するに同じテーブルに座った人と2 時間を過ごして終わりではなくて、せっかく来てくれたゲスト同士の様々な交流こそがはゲストと一緒に思う存分楽しみましょうという流れですね。」
桂「その時間配分は、どの程度なのですか。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、8月1、11日号)

