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《輝く女性支配人 VOL.9》アルバイトから支配人へ 子育てと両立し人材育成に注力【HILLTOP THE SQUARE(アルファクラブ武蔵野)支配人 薮田 奈々さん】
自身の結婚式の参考になればという“軽い”気持ちから、アルファクラブ武蔵野にアルバイトとして入社した薮田奈々さん。現在は2人の子どもを育てながら、HILLTOP THE SQUAREの支配人として活躍中だ。子育てママならではの目線を武器に、働きやすい環境を自ら切り開いていったほか、マルチタスクをこなせるスタッフの教育にも注力している。「若手の育成は子育てと“一緒”」と話す、その想いとは。入社から現在まで、薮田さんのキャリアに迫る。
PCスキルを活かす
「大学卒業後は新卒で銀行に入社。やりがいを感じていたものの、結婚が決まっていたことなどもあり、1年で寿退社をしました。『実家から近いし、近々結婚式を挙げるから参考になるかも』という理由で、アルバイトとして当社でのキャリアをスタート。募集職種はインフォメーションでしたが、PCの資格を持っていたこともあり、Web回りを任されることになりました。ネット集客強化のためにはマーケティング調査が必要と感じ、来館アンケートを基に独自で調査。当時は1日4〜5時間、週4日ほどの勤務でした。」
「社員登用の話もありましたが、子どもを欲しいという想いから、そのままアルバイトとして勤務を継続。2012年7月に第一子を出産し、このままフェードアウトしようかと思っていたところ(笑)、そろそろ戻ってきたら?と当時の支配人から連絡を受け、復帰を決意しました。1年ぶりに戻った際に驚いたのは、スタッフの多忙さなどから、私の不在中はネット関連業務に着手できていなかったこと。これはテコ入れが必要と、以前と同様に週4日ほどの勤務で、土日は休みを取得しながら、再度仕事に向き合うことを決めました。その後2人目を妊娠し、その際は『すぐに戻ってきますから』と宣言。家族の助けも得ながら、半年で復帰しました。」
支配人を支えたい
「その後は新規接客にも挑戦し、正社員になったのは2020年2月、コロナ禍のこと。関係性の長い支配人から、『助けてほしい』と言われたのがキッカケでした。待遇以上に『この人を支えたい』と思ったのが、正社員への道を後押しした決め手。その6月にはマネージャーにも昇進しましたが、日程変更の相談など目まぐるしい毎日でした。配属店舗は改装も決定しており、日程・人数によっては今後対応できないというケースもあり、謝罪しながらカップルに理解してもらう日々。一方で、マネージャーになったからには、1度決めたことはやり切ろうと。その背景には、コロナを機にブライダルを希望しながらも異動となったメンバーがいたことも大きかったと思います。この仕事を続けられることに感謝し、気を引き締めながら業務にあたりました。」
「2年後に副支配人を任された際、マネジメント層として売上・利益を追求することを重視し、私自身は現場に出ないことを決意。これを機に若手の育成に力を注ぐようになりました。主な取り組みとして、当社は分業制を取っていましたが、目指したのは二刀流。新規担当者はプランニング業務を、衣裳スタッフは営業の接客ができるようにするなど、強い組織を作っていきました。仮にコロナのような状況から人材不足に陥ったとしても、その危機を乗り越えられるようなチームが重要との考えからです。また、新規担当者は受注件数など成績が分かりやすい一方で、プランニングにおいてはどうしても見えにくい。そこで、『あなたは何件担当し、これだけ会社に貢献しているよ』と伝えるようにしています。若手の育成は、子育てと〝一緒〞。何か達成した時などはその努力と成果をしっかり誉める。売上を伸ばすには人の力が重要で、人が育てば自ずと数字はついてくるとの考えです。」
若手の憧れる理想の姿
「現在は2児の母として支配人を務めていますが、今後さらに注力したいのは、結婚・出産しても長く働ける環境を整備すること。現場は女性が多い一方で、経営陣は男性中心の業界。産後の働き方などを考えた際に、やはり子育てママとしての考え・意見は重要になってくるはずです。マルチに仕事のできる人材を育てておくことも、例えば現場業務に加えて数字の管理ができるようになっていれば、産後は在宅で業務を進められるようになります。休日に関しても、私自身は運動会など子どもの行事は欠かさず参加しており、それが〝当たり前〞になればとの想いです。支配人になってよかったと思うのは、こうした意見に説得力が増したこと。私自身がオンオフをしっかりつけ、楽しく働く姿を見せることで憧れの気持ちを持ってもらいたい。そんな支配人を、今後も目指していきたいですね。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、9月21日号)

