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キーマンに聞く

《フェアセミナー紙面アーカイブ第2弾 注目会場の対応》人が人を呼ぶパーティー【SOWA WEDDINGS 代表取締役社長 近藤啓輔氏】

《フェアセミナー紙面アーカイブ第2弾 注目会場の対応》人が人を呼ぶパーティー【SOWA WEDDINGS 代表取締役社長 近藤啓輔氏】

 札幌、函館で4 ヵ所の結婚式施設を運営している創和プロジェクト(SOWA WEDDINGS/札幌市中央区)。式次第もない白紙の状態から、一組一組の結婚式を作り上げるオリジナルウエディングへの評価は高く、紹介率も60%を誇る。オリジナルウエディングのノウハウを、他会場と共有していくDCメンバーズも発足し、研修プログラムや演出事例なども提供。ブライダル産業フェアでは、代表取締役社長・近藤啓輔氏がそのノウハウを語った。

圧倒的な差をつけるために

「ジャルダン・ドゥ・ボヌールのオープンしたタイミングで、本当に新郎新婦らしい結婚式をゼロから作り上げていくということに取り組み始めました。大切にしている軸は、楽しいかどうか。どんな結婚式でも、新郎新婦の入場から始まって挨拶、乾杯をして、祝電を披露。どんなタイプの2 人であっても必ずここから始まり、その後もケーキカット、余興、花束贈呈と続きます。楽しさやエンターテイメントよりも、時間、効率を優先し、1 日に何回転させるかにこだわったスタイルとは一線を画すことを追求してきました。」

「当時の社長は、今の常識とは真逆のことをしていきたい、とにかく本当に価値のあるものを顧客に届けたいと言い切っていました。それが2 人にとって一生に1 回しかないものを扱っている会社の使命だということを、毎日社員に言い続けている姿を見てきました。ジャルダン・ドゥ・ボヌールは、その実現のために作った店舗です。ただ、圧倒的に差がついてないと、本当の意味で差別化はできません。例えば入場シーンを少し工夫する、ケーキカットでケーキの代わりに別のモノに入刀する程度では、わずかな差でしかなくすぐに真似されます。他の会場も真似できることは、差別化ではないと思っています。」

「圧倒的な差をどうやって作るのかに関して、例えばケーキカットについてもそれに代わるアイディアを100通り以上持っていて、全部を虎の巻のように記録しています。オープニングをどのようにしてパーティーを始めるのか。謝辞の仕方も何十通りもあります。ただ根本的には、固定概念を捨てるかどうかだと思っています。」

「入場に関しても、当然のことと考えるのか、そもそも入場しなければならないのだろうかと考えるか。当社では、入場するかどうかから考えていきます。結婚式を企画するときに、入場がなくても面白い印象的なオープニングはいくらでもあります。エンディングについても、花束贈呈をして、手紙を読んでという以上に、もっと印象的で一生忘れられないような感動的なものは可能。固定概念を外せば、いくらでもありますから。」

「結婚式で当たり前の高砂席は、そもそも必要なのか。見世物みたいに見られているよりも、もしかするとゲストのテーブルで一緒に食事している方が楽しいかもしれない。メインテーブルは、新郎新婦が見えなくなるからと小さな花を飾ることも多い。それならば新郎新婦は席にいないようなパーティーを作っていけば、華やかな花のコーディネートもできます。」

「オリジナルウエディングを作るポイントとして、実際に自らがプランナーをしながら大切だと感じるのは、ゲスト全員を巻き込むこと。また、常識と反対のことをすることも、常に気にしています。新郎新婦の入場があるとすれば、反対にゲスト入場があっても面白いかもしれない。新郎新婦がバンケットの内に先にいて、階段の上に控えているゲストたちを一人ひとり紹介しながら入場し、新郎新婦のもとに集まってくる。それだけでも、今までの結婚式とは違うものになります。」

詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月21日号)