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連載14《会場全員接客のHowTo》ディナー営業はグループのお祝い事を狙う【at-heart 代表取締役 稲岡利彦氏】

連載14《会場全員接客のHowTo》ディナー営業はグループのお祝い事を狙う【at-heart 代表取締役 稲岡利彦氏】

式場でのレストラン営業について、前回はオペレーション面、集客面からもアフタヌーンティーから始めることを紹介しました。今回は、ランチ、ディナー営業の可能性を検証していきます。

アフタヌーンティー営業で、地域内の知名度を獲得できれば、ランチ営業に繋がっていきます。式場の特別な空間、さらにオープンキッチンを採用しているバンケットであれば、フランベでシズル感を出せる肉料理メインのスタイルがお勧めです。ステーキランチはチェーン店も多いですが、式場であればゆったりとした空間を武器に出来ます。地方都市の場合には1500円~2500円前後を想定。結婚式で肉料理を提供しているため、新たな仕入れも必要ありません。

また結婚式で使っている用具を活かして、サラダバー、デザートビュッフェを併設することもでき、一般のレストランとの差別化に繋がります。料理に関しては、ステーキ以外に例えばユニークなハンバーガーなどを提供することで、利用客が写真撮影してインスタで拡散してくれます。ミニバーガーのようなメニューであれば、売り切れた場合でもそのまま結婚式のウェルカムパーティーに提供できるのは、式場ならではの強みです。

ランチ営業はアフタヌーンティー同様、地域の主婦層、女性中心になります。ここである程度支持を得られれば、次はディナー営業に。ただディナーの個人客集客は、最も難しい最後のハードルになります。そこで考えるべきは、ディナーは団体・グループをターゲットにした営業スタイルです。

団体と言うと宴会をイメージしがちですが、そこまでの規模ではなく、4 ~ 6 名程度を想定していきます。家族、近所のママ友同士、女子会など。こうしたグループの食事の場合、特別感を味わいたいがために個室の貸し切りを希望するケースも多いわけですが、式場であればそうした雰囲気を作ることもそれほど難しくありません。もともと広いバンケットですから、テーブル間を広めにとり、普段式場内に飾っている観葉植物などを使ってゾーニングしていきます。仮に一組、二組の利用であっても、このやり方で配置すれば閑散としたイメージは払拭できます。

地方の場合には、しっかりとした空間でフレンチ、イタリアンを出す店というのは限られています。単独店舗では経営も難しいこの業態は、式場の別事業であるからこそ可能性も出てきます。ランチで女性層からの支持を得られさえすれば、ちょっとお洒落にディナーを楽しみたい、また家族や友人同士、会社内でのお祝い事の際に使ってもらえるようになり、そうしたディナーを演出するのは、式場のまさに得意分野。そこから個人集客に繋がっていくことも期待できます。

 

(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、11月11日号)