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連載4〔Yumi Katsura千里眼〕震災後に公開結婚式開催(ユミカツラインターナショナル 代表取締役社長・デザイナー 桂由美氏)

連載4〔Yumi Katsura千里眼〕震災後に公開結婚式開催(ユミカツラインターナショナル 代表取締役社長・デザイナー 桂由美氏)

 桂由美氏による連載第4回目のテーマは、震災後に被災地で実施した公開結婚式について。現在、新型コロナの影響により結婚式も自粛ムードであり、社会全体が暗い雰囲気になっている。これは阪神淡路大震災、東日本大震災などの自然災害の直後にも起こったことだ。桂氏は被災地での公開結婚式にどのような想いを持っていたのか。そこには、結婚式の本来の意義が垣間見える。

――新型コロナの自粛ムードで、結婚式を延期、中止する事例も増えている現状です。
桂「普通に考えると、自粛機運が去った時にその分の結婚式が上乗せされるはずです。ところが、阪神淡路大震災、東日本大震災など、自然災害の時を振り返っても、実際にはそうはならなかった。アニバーサリーウエディングの話をしていると、震災の影響で結婚式をやらずに10年経ったけれど改めて出来るだろうかという相談もあります。新型コロナの影響によって日程延期が多い状況ですが、タイミングを逃してしまった結果結婚式を実施しないという判断にしないことが必要かと。」

 

――これまで、阪神大震災時を皮切りに、中越地震、東日本大震災、熊本地震の後に、被災地での公開結婚式を実施してきました。
桂「阪神大震災の10年前には直営店を大阪に出店していましたし、知人からの誘いで神戸にミュージアムも展開していました。震災後その知人から、震災で結婚式をやれなかった人がいる、そうした人たちに公開結婚式が出来ないものかと相談されました。公開結婚式となれば衣裳も必要になるため、当社の大阪店で対応したのが開催のきっかけです。地元の新聞社の協力も得て募集をしたところ13組が集まり、震災から1年後に実施しました。」
桂「その後中越地震が起こった際に、FCの衣裳店から新潟でも是非やってほしいと依頼されました。東日本大震災の時には、震災の3カ月後に東北 4県で合計45組に対して実施しました。神戸の時は初めてでしたので、準備などに時間はかかりましたが、やり方も分かってきたことで、震災直後に開催することができたのです。カップルの募集は各地域のメディアにも協力してもらい、当日は私自身が司式をするシビルウエディングで対応。フィッティングは地元の衣裳店が担当し、東北の時には参加したカップルに結婚指輪をプレゼントしました。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、4月11日号)