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結婚式の立替払い【ライフエンジェル 代表取締役社長 谷田昌広氏】
テイクアンドギヴ・ニーズ(東京都品川区)のグループ会社で、結婚式費用の立替払いサービスを提供しているのがライフエンジェルだ。T&Gの挙式カップルの中では50%以上が同社のサービスを活用しており、前払いの資金負担を解消している。ここ数年はグループ外の企業との提携も進んでおり、その数は100社320会場に達している。同社の代表取締役社長・谷田昌広氏が、「セールストークとしても活用できる」と語るその仕組みを紹介する。
――2005年にサービスを開始しましたが、立替払いの仕組みを教えてください。
谷田「T&Gでは結婚式を挙げる人に、ドレスやハネムーンなど周辺サービスも提供してきましたが、その一環という位置づけです。仕組みとしては、結婚式という商行為に対してお金を立替える信販です。結婚式の場合、それまでは前払いが一般的で、挙式日の10日前に請求書が来て、顧客は300万円以上の費用をあらかじめ用意をして支払っていました。この費用を工面するのが負担という人もいるため、立替によって軽減しているのが当社のサービスです。結婚式ではゲストからのご祝儀も入りますから、通常請求書が発行される10日前から挙式当日までの費用をブリッジするというイメージです。新郎新婦にとっては金銭の負担なく当日を迎えることができ、集まったご祝儀を含めて挙式日の翌営業日に当社に支払ってもらいます。ただ、結婚後のライフプランなども考慮して、全額を一気に支払うのは不安という場合には、例えば350万円のうち180万円だけを支払い、残りの170万円は分割対応といったこともできます。分割払いの期間は最大80カ月で、仮に150万円を5 年で分割払いする場合は、利息も含めて月々3 万円前後になります。ボーナス月に一時的にまとめて支払うという、繰り上げ返済も可能です。」
――会場側への対応は。
谷田「当社からは結婚式・披露宴にかかった350万円全額を会場に立替払いします。挙式日ベースで計算し、月に一回まとめて入金する形です。会場が当社のサービスを利用するメリットは3点。一つは新郎新婦の金銭的な不安が解消されることで、単価アップにつながる可能性があります。二つ目が、資金回収のリスクの解消。またプランナーが支払いについての、煩わしい説明をする必要もなくなります。支払いに関する話しが、苦手というプランナーも多いですから。こうしたサービスがあることを告知することで、新規接客時のセールストークにもなります。三つ目が、当社のこれまでの実績とブライダルサービス専業の強みがあるため、承認率も高いこと。ローン商品を金融機関が出しているケースもありますが、クレジットですから審査もあります。サービスを告知しても、審査が通らなければ顧客とも気まずい雰囲気になるでしょう。その点、ブライダル専業の当社では、審査時にトータルの金額や回収率など総合的な判断をすることで、承認率は比較的高いのが強みでもあります。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、6月11日号)

