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【TOPインタビュー】他社とも協業する時代(テイクアンドギヴ・ニーズ 代表取締役社長 岩瀬賢治氏)

【TOPインタビュー】他社とも協業する時代(テイクアンドギヴ・ニーズ 代表取締役社長 岩瀬賢治氏)

 国内既存店の受注も好調に推移するテイクアンドギヴ・ニーズ(東京都品川区・以下T&G)。これまで培ってきた様々なソリューションが、ここにきて力を発揮している。代表取締役社長の岩瀬賢治氏は、2020年以降の取り組みとして、「ブランディング」「協業」「人材」という3つのポイントを軸にしていくことを掲げている。「ブランディング」は自社媒体や自社発信の強化により、媒体やエージェント依存の体質からの脱却を目指す。「協業」は、同じ悩みを抱える同業者へのプラットフォームを提供。「人材」は、生産性/効率性の向上と、成果を出した人が評価される仕組みだ。この挑戦に目が離せない。

――第2四半期決算では、今期の業績予想を上方修正するなど好調な数字です。この点をどのように見ていますか。
岩瀬「ウエディングの国内施行数が安定していることが全体の下支えになっています。海外ウエディング事業の営業利益が5 億円減少し、これまでであればその減益は非常にきつかったわけですが、今は他の部門でカバーできるようになっています。つまりグループ全体の底力がついてきていると感じています。施設を閉めるケースも出ていますが、その分既存店が頑張ってくれています。とは言え、いつまでも既存店が貢献してくれるというのは難しいでしょうから、出店に関しても積極的に進めていきます。T&Gグループとしては、海外事業とホテルに集中していくという旗印を掲げつつ、同時に国内での出店先も常に探していきます。」
―― 好調なTRUNK(HOTEL)ですが、2 号店の出店も決定しました。今後の展開は。
岩瀬「2 号店については、客室とレストランのみの展開です。今回の物件は底地が小さいためブライダルの対応が難しく、この点は不動産次第となります。とはいえ、T&Gグループはバンケットが得意なオペレーターでもあり、基本路線としてはバンケットを強化して、全体の収益を支えるモデルを作っていきます。渋谷にあるTRUNK(HOTEL)は、ADRも6 万4000円で、宿泊者のうち87%が外国人。ブランディングによって、感度の高い人に受け入れられています。今後も、外国人がビジネスで来た時は外資系のホテルに泊まるが、プライベートで来た時にはTRUNK(HOTEL)に泊まりたいねという立ち位置を目指していきます。またホテルを展開することによって、グループ全体の目標でもある、生涯顧客化のコンテンツとしての機能も高めていきます。ホテルに関しては、都内はもちろん、各政令指定都市でも積極的に展開していきます。」 
――国内の施設について、ブランディングが必要との考えのようですが。
岩瀬「現在、松濤のTRUNKや横浜のVERANDAが、大都市圏では勝ちパターンだと思いますが、地方ではまた異なってくるはず。大切なのはブランディングであり、SNS・WEBを含めた自社媒体や自社発信の強化を進めていきます。今後は、媒体やエージェントのみへの依存体質からの脱却を目指す必要があり、業界全体でそういった方向に進んでいければと考えています。また、間口の開かれた施設、日常使いもできるサービスのある施設運営も意識しています。現在、全国の各店舗で開催しているママ・マルシェは、毎回1000名以上を超える集客があるなど人気になっています。子供も合わせれば2000名であり、会場入口に無数のベビーカーが並んでいるという状態(笑)。結婚式の使い方だけでなく、イベントとしてしっかり集客し、どう成り立たせていくのかも今後は必要になっていきます。」
(詳細はブライダル産業新聞紙面にて、新春特大号)